インフルエンザのシーズン。今年の予防接種は10月の中旬から始まりました。インフルのワクチンは4種類あり、年齢で異なるものがあります。65歳以上専用のものが毎年あるけれど、今年は入荷が遅れているようです。よって保健局からの支給が今のところありません。と、このことを知らなかった私。
私は患者の平均年齢が50前後と普通のプライマリープラクティショナーより、若い層を診察しています。65歳以上は両手で足りるほどしかしません。その1人が接種目的で予約を入れていました。冷蔵庫を探しても65歳以上のワクチンが見つからないのでメディカルオフィスアシスタント(MOA)に聞くと上記の情報を教えてくれました。では他の医師たちはどうしているの?65歳以下の人のみにワクチン接種中?と聞くと、一般のワクチンを打っているとMOAは言います。えええ?まじ????65歳以上のワクチンが作られる理由は免疫力が落ちている高齢者は若者と同じものを打っても抗体が若い人程できないから、強め(と言ったらわかりやすいのでこの用語を使います)のものが製造されている。
一般のワクチンを打てば65歳以上のワクチンが届いても2度目の接種はしない。と言うことは抗体はゼロではないけれど、十分でない可能性がある。しかし待っている間インフルエンザにかかってしまう可能性がある。遅れている入荷がいつになるか検討がつかないだけに、どうするか迷うが、、、
よって医師2人に聞いてみた。2人とも患者に選択肢を与える。今するか?待つか?そしてそれぞれのリスクを話した上で患者に決めてもらう。これは良いこと。で、その先、もし患者にどちらを勧めるか聞かれたら、どっちを勧めるか?2人の答えは二つに割れた。待つ派と今してしまう派。
これが医療はプラクティスと言われる所以でもある。同じ状況であっても二つの違う考え。同じ医学を学んでもやり方が全く同じでない理由。2人ともそれなりの理由があり、自分の考えを決めている。それで良いのです。
で、私の患者は待つことにしました。もう2週間待ってみる、と。
え?私はどっちか?待つ派です。だって昨年はコロナのおかげでインフルエンザは猛威を振るわなかった。と言うことも同じことが今年も起こる可能性が高い。待つことがリスクの高い行動には思えないから。
メリットとデメリットをどんなに並べても決めかねる時があるように、医療でも同じなんです。白黒つけられない状態。だからこの仕事の面白さであり、難しさでもあるのです。
私は患者の平均年齢が50前後と普通のプライマリープラクティショナーより、若い層を診察しています。65歳以上は両手で足りるほどしかしません。その1人が接種目的で予約を入れていました。冷蔵庫を探しても65歳以上のワクチンが見つからないのでメディカルオフィスアシスタント(MOA)に聞くと上記の情報を教えてくれました。では他の医師たちはどうしているの?65歳以下の人のみにワクチン接種中?と聞くと、一般のワクチンを打っているとMOAは言います。えええ?まじ????65歳以上のワクチンが作られる理由は免疫力が落ちている高齢者は若者と同じものを打っても抗体が若い人程できないから、強め(と言ったらわかりやすいのでこの用語を使います)のものが製造されている。
一般のワクチンを打てば65歳以上のワクチンが届いても2度目の接種はしない。と言うことは抗体はゼロではないけれど、十分でない可能性がある。しかし待っている間インフルエンザにかかってしまう可能性がある。遅れている入荷がいつになるか検討がつかないだけに、どうするか迷うが、、、
よって医師2人に聞いてみた。2人とも患者に選択肢を与える。今するか?待つか?そしてそれぞれのリスクを話した上で患者に決めてもらう。これは良いこと。で、その先、もし患者にどちらを勧めるか聞かれたら、どっちを勧めるか?2人の答えは二つに割れた。待つ派と今してしまう派。
これが医療はプラクティスと言われる所以でもある。同じ状況であっても二つの違う考え。同じ医学を学んでもやり方が全く同じでない理由。2人ともそれなりの理由があり、自分の考えを決めている。それで良いのです。
で、私の患者は待つことにしました。もう2週間待ってみる、と。
え?私はどっちか?待つ派です。だって昨年はコロナのおかげでインフルエンザは猛威を振るわなかった。と言うことも同じことが今年も起こる可能性が高い。待つことがリスクの高い行動には思えないから。
メリットとデメリットをどんなに並べても決めかねる時があるように、医療でも同じなんです。白黒つけられない状態。だからこの仕事の面白さであり、難しさでもあるのです。