走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

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2023年07月22日 | 仕事

ローバリア ハウジングができて数年が経ちました。



安い対策 - 走るナースプラクティショナー   ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

安い対策 - 走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

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薬物を使用していても追い出されない住居。スタッフは24時間在住。夢のような政策でした。最近チラホラ目にするのが 医療的ニーズが上がったとき対応しきれない、と言う問題。


このハウジングは薬物依存はあるけれど他は元気が前提。そして永遠の家。他のプログラムのようの入居期限がないのです。


と言うことは住人の高齢化は避けられない。


薬物依存がない州民は医療的ニーズのレベルによってサポートを受けたり、施設があるわけですが、薬物依存者はどうなる???


スタッフ常在と言っても介護士でも看護師でもないので医療的なサポートはできません。それにスタッフの不安は高まります。


ローバリアと言っても無法地帯ではなく最低限の規則はあります。それを破れば退去を命ざれます。しかし車椅子生活の人をホームレスにするの?!となります。社会の目はそれを許さないと思います。まさに板挟み。


今週も心臓が悪くてペースメーカーの挿入もしたけれど、意識をなくして倒れるのが止みません。と言うかこんな状況でも違法薬物を使用するのを辞めません。手がつけられないし、責任が取れないから面倒を見切れない、とハウジングのスタッフは言います。だからと言ってホームレスになれば問題は解決するのか?!と私は問いたい。


州はこの問題に対してどう考えているのだろうか?このような現象は私の地元だけではないはず。ハウジングのマネージャーには他の地域のマネージャーと意見交換を積極的にすることを勧めています。必要があれば政府に持ち上げる準備をするようにと。私も準備をしておこう。絶対大きくなる問題だから。




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