今の仕事をするまではホスピス緩和ケアが専門だった。ホスピス緩和時代のブログはこちらから。
ホスピス緩和ケア、カナダ編1
ホスピス緩和ケア覚書、カナダ編2
コンサルテーションチームの一員だったので、悪いニュースに関わっていた。
しかしながらコンサルタントとしては既に誰かが悪いニュース(がんの診断や化学療法が効かなくなったなど)をした後にフォローとしてはいることが多かった。ほとんどの人が防御作用で言われたことを覚えておらず、解釈できるように説明しなおしたりしてきた。なので悪いニュースを伝えるのは得意と言っても過言で無いほど慣れていた。
しかし、今回は違う。私が癌の診断をしてそれを伝えるのだ。73歳のゴードに肺癌を伝えなければならなかった。妻と嫁が一緒に来た。問診、診察を済ませ、CTの結果を話す。緊張した。初めてだったから。
そしてこれからの選択肢の説明。ゴードは昨年心筋梗塞でバイパス術をしている。入院中に双極性障害を診断された。なので治療の選択肢は狭まる可能性がある。細胞診断のあとガン専門医への紹介となるが、どんな治療を勧められるか全くわからない。しかしゴードは細胞診断をして治療選択を知りたい。それからするかしないか決めると、彼の意思は明らかだった。
うまく行ってよかった。どんな反応をされるか心配だったがクリア出来た。伝えたい熱意は必ず伝わる。これに限る。
今日も冬晴れの気持ちいい日でした。
ホスピス緩和ケア、カナダ編1
ホスピス緩和ケア覚書、カナダ編2
コンサルテーションチームの一員だったので、悪いニュースに関わっていた。
しかしながらコンサルタントとしては既に誰かが悪いニュース(がんの診断や化学療法が効かなくなったなど)をした後にフォローとしてはいることが多かった。ほとんどの人が防御作用で言われたことを覚えておらず、解釈できるように説明しなおしたりしてきた。なので悪いニュースを伝えるのは得意と言っても過言で無いほど慣れていた。
しかし、今回は違う。私が癌の診断をしてそれを伝えるのだ。73歳のゴードに肺癌を伝えなければならなかった。妻と嫁が一緒に来た。問診、診察を済ませ、CTの結果を話す。緊張した。初めてだったから。
そしてこれからの選択肢の説明。ゴードは昨年心筋梗塞でバイパス術をしている。入院中に双極性障害を診断された。なので治療の選択肢は狭まる可能性がある。細胞診断のあとガン専門医への紹介となるが、どんな治療を勧められるか全くわからない。しかしゴードは細胞診断をして治療選択を知りたい。それからするかしないか決めると、彼の意思は明らかだった。
うまく行ってよかった。どんな反応をされるか心配だったがクリア出来た。伝えたい熱意は必ず伝わる。これに限る。
今日も冬晴れの気持ちいい日でした。