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T君に会ったのは2回目。彼のキャンプへ入るところに置かれたサイン。
規則
1, 暴力やゴシップはしない
2, 全ての生き物を敬う
3, 後片付けをキチンとする
4,ネガティブな会話はしない。
彼のキャンプ場へ続く道。サインをたどるとグルグル林の中を歩くことになる。途中行き止まりのサインも置いてある。
本当の道は大きな枝で塞がれている。それをどけて進むと本当の矢印が現れてくる。
雨で浸水しないように床上げをして、雨対策もバッチリ。集会場のように輪になって座れるようになっている場所もある。整理整頓が行き届いている。
なのにここで彼は寝ないのだ。闇が怖いという。だからもっと市街地に近い橋の下で眠るとか。
おとなしそうなT君。問題を起こすことなくここ数年こうしてキャンプで過ごしている。
どんな過去を持っているのだろう。