走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

信じられない態度

2021年01月10日 | 仕事
患者からの批判はそれなりに我慢できる。家族からも。しかしケアギバーとかサポートワーカーとかの場合は、堪忍袋はブチ切れてしまう。

私の患者層は自分の事を表現する事も会話をする事も得意としない人が多いので問診を取るのは簡単ではない。しかし治療者として正確な診断と治療をするためには、あの手この手を使って問診をする(問診により95%の診断は決まる)。その結果によって決められた診断と治療は現代の医学知識、エビデンスにそい、思考を回らしてたどり着いたもの。

それを横から、貴方は患者の言う事を聞いていない!とばかりに吠えられても私の決断は変わらない。あれはどうか?これはどうか?とも治療を要求してくる事もある。

貴方は治療者としての免許もないのに、免許を持っている者に対して助言をする肝っ玉はどこから来るんだ?と言いたくなる。

素人だからこその質問はわかる。しかし質問ではなくて明らかなこれをしろ、と言わんばかりの要求。そんなもん受けるわけがない。

ブチ切れているのにプロだから歯を食いしばってその場をやり過ごす。胃が痛くなる。

何度か書いているが医療者やボランティアやサポートワーカーに言える二つのグループ。レスキュー派かヘルパー派か?もし貴方がレスキューやヒーローになるために躍起になっているのなら、その道に進む事を私は勧めない。

冒頭写真:相方と娘は新調したスキーでご機嫌


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