んんんんんん、どうなんだろう。オミクロンそして冬へ向かいコロナの感染者は増えている。
しかし死亡者はワクチン接種が始まる前に比べ断然低いのだ。
ワクチンの効果がここにも現れている。しかし逆に言えばワクチン接種率が低い地域では今も続くコロナ患者による医療逼迫。マニトバ州は先日国に対して20〜30人のICU看護師を派遣してほしいと要請した。
2年になろうとするこのクライシス。医療者、特に看護師の疲労困憊は深刻。特にワクチン接種が始まってから、ワクチンを拒否して重症化した患者のケアは、医療者を疲弊させる。もちろん医療者は患者で有ればその背景がなんであれ平等に治療していく使命がある。しかし医療者だって人間だ。理不尽さを感じるのは当然だ。
超過勤務手当が十分に出ようとも、体には限界がある。元々押し寄せていたベイビーブーマーの大人数の退職による看護師の総数の減少は予測されていた。そこへ追い討ちをかけるように起こったコロナ禍。激務のため早期退職者に急増、長期病気休暇(トラウマを始めメンタル系の疾患で)を受ける看護師の増加(脅しや暴力だって起こりましたから)、これらによりどこでも、どの分野でも看護師不足が叫ばれている。
先日こんなTik Tok ビデオを見つけた。トラベルナースは高額で働いているのに元々雇用者だった看護師は通常の時給と言う北米で起こっている理不尽さをもじったビデオ。
どこの州、いえいえ全世界で看護師の不足が起こっている。タライの底をどう掬って見つけることができないICU看護師。さあ、国は州の要請に対してどう答えるのか注目されている。