走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

N95マスクというもの

2022年01月08日 | 仕事
子供たちの学校の新学期開始延長が終わり、来週から開校です。今の状況が以下ですから、各州共に不安の声が隠せません。ブースターのワクチンも遅いと州民から不安の声が出ています。




こちらはグラフバージョン





こちらは7日ごとの平均値のもの




今までとは比べものにならない勢いなのがわかります。職場からはN 95のフィットテストにくるようにメールをもらいました。病院で働いていた時は毎年更新しなければならないものでしたが、急性期病棟を離れて以来、用無しと無視していました。しかし今回は職員で患者と接する職務で有れば全員1月の終わりまでに終了していなければならないとの通達。

相方の職場は医療職でもないのに、職員全員にN95マスクの配給が始まりました。んんんんんん、どうなんでしょう?

N 95マスクのテストが一年ごとになっている理由がわかりますか?

何故なら正しく装着することが難しく、正しく装着できないと意味がないからです。よってテストという名目で装着スキルを毎年チェック、指導するためです。加齢により頬のボリュームが減ったり、口周りのたるみなどでも隙間ができてしまいます。N 95マスクには色々なスタイルがあるので、自分の骨格にあったものを装着しなければなりません。以前はこっちの型だったけど、今はこっちのスタイルが合うわ、などとテスト中に変更することもあります。正しく装着してからも話す時に使う顎の開きや頭の動かし方でずれることもあります。だから正しい装着で、テストで漏れがないか確認できないと、意味がないんです。

マスコミで州民全員にN 95マスクを支給するべきではないか?と声も上がりました。それが簡単にできないのがこの理由なのです。そして布マスクのように洗って使い直しができるわけでもなく、効果の時間制限もありますから、、、、ましてやしゃべることが仕事の教師がN95で授業をするなんて想像もできません。ヘッドギアでスピーカーを通さない限り、教室の後ろまで声が届かないでしょう、、、

しかし再開する学校の教師陣に不安が強まるのはわかります。どうなるんでしょうか、、、、

冒頭写真: この景色を真正面で滑るってほんと万歳したくなるぐらい気持ち良い〜


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。