毎日毎日30度越えで暑い、暑い、と言っていたのに最高気温が25度を下るようになり、急に寒いと思うような日になってしまいました。夏が早くに終わってしまったようで寂しいです。と、写真のような暑さの時を懐かしく思う。無い物ねだり。
今日は新薬について。
新薬が発売になると製薬会社はその売り込みに躍起になります。処方権のある医師やNPに新薬について説明書などの入ったパッケージを持って診療所にやって来ます。昔はゴルフ接待だとか、ハワイのカンファレンスのホテル代を支払ったりする程でした。しかしそう言う高額を利用しての接待は許されなくなりました。それでも勉強会と称してランチ持参で来たりは続いています。
そして売り込みに持ち込む研究結果は新薬承認になった研究データなどですが、これも製薬会社がバックアップで行なっているので、それを見極める力も重要になります。例えば研究対象の人口特徴。
腎機能の悪い高齢の方への使用の有効性が明らかです、と言う割には研究層は腎機能低下がある若年層だったとか。謳い文句と研究の結果が本当に合っているのかを吟味するのはとても大切です。と、言うか製薬会社のレップもパンフレットも鵜呑みにしないは大切です。研究結果と言うものは分析の仕方、サンプルの数、アングルなどで簡単に変える事が出来ますから。
最近はツッコミを入れてレップを青くさせるのが得意になって来ました(笑)。
忙しいからでは言い訳は効かない。処方者として真の必要性を見極める事を。