NHKのクローズアップ現代でイエメンでの若年結婚、家庭内暴力については取り上げられたようですね。12歳で年上男性と結婚させられ、暴力を受け続ける。これはイエメンだけに限らず多くの中東地域で起こっている深刻な問題です。
難民を多く受け入れているカナダ。私も同じような患者を診察した事があります。内戦で兄を目の前で殺され、家族で難民となる。初めに逃げ込んだ国で女の子だから、貰い手があると14歳で親がアレンジした30歳も年上の男性と結婚。家族はその後ドイツへ移住。彼女は中東で暴力を受け続ける。近所の人が心配して逃亡を助けカナダへ一人でやってきた。
私が彼女と出会ったのは女性用のシェルター(家庭内暴力から非難するためのシェルター)。彼女は自国の文化、人とは繋がりを持ちたがらない(そりゃそうだ、若くして奴隷のような環境へ行く羽目になったのは家族によって)。普通移民後、お互いのサポートをする目的で
自国のコミュニティーで生活基盤を作ろうとする人たちが殆ど。彼女はそれが精神的にできなかった。
カタコトの英語しか話せなかった彼女。仕事を求めてBC州へやってきたのだが、シェルターのスタッフが彼女の健康状態を心配して私に連絡してきたのだった。兄の死だけではなく、内戦中の死の恐怖、結婚中の夫からの暴力、残してきた息子の安否(逃亡は一人の方が成功すると近所の人に息子を連れてくる事を拒まれた)。この3つからのPTSDで、自殺企図もあり私は入院を勧め彼女は入院。それ以来彼女とは会っていない。
クロ現(クリップ)の最後に出ていたが、女性の自律ができるよう支援していく事がこの(生き残る手段としての若年結婚)悪習を断ち切る方法と言っていた。本当にそう思う。教育、手に職を持つこと(それを生かし収入を得る場も必要)は自由への一歩であると私も強く思っています。
難民を多く受け入れているカナダ。私も同じような患者を診察した事があります。内戦で兄を目の前で殺され、家族で難民となる。初めに逃げ込んだ国で女の子だから、貰い手があると14歳で親がアレンジした30歳も年上の男性と結婚。家族はその後ドイツへ移住。彼女は中東で暴力を受け続ける。近所の人が心配して逃亡を助けカナダへ一人でやってきた。
私が彼女と出会ったのは女性用のシェルター(家庭内暴力から非難するためのシェルター)。彼女は自国の文化、人とは繋がりを持ちたがらない(そりゃそうだ、若くして奴隷のような環境へ行く羽目になったのは家族によって)。普通移民後、お互いのサポートをする目的で
自国のコミュニティーで生活基盤を作ろうとする人たちが殆ど。彼女はそれが精神的にできなかった。
カタコトの英語しか話せなかった彼女。仕事を求めてBC州へやってきたのだが、シェルターのスタッフが彼女の健康状態を心配して私に連絡してきたのだった。兄の死だけではなく、内戦中の死の恐怖、結婚中の夫からの暴力、残してきた息子の安否(逃亡は一人の方が成功すると近所の人に息子を連れてくる事を拒まれた)。この3つからのPTSDで、自殺企図もあり私は入院を勧め彼女は入院。それ以来彼女とは会っていない。
クロ現(クリップ)の最後に出ていたが、女性の自律ができるよう支援していく事がこの(生き残る手段としての若年結婚)悪習を断ち切る方法と言っていた。本当にそう思う。教育、手に職を持つこと(それを生かし収入を得る場も必要)は自由への一歩であると私も強く思っています。