走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

3+1

2019年10月01日 | 仕事
日本は看護学の4年制がメインになって20年も経つのに、未だに3年制の看護学校は未だに現存し、大学の4年制も3年は看護学で4年目は保健師と助産師の履修と知った時はかなりショックでした。

カナダBC州が完全4年制になり久しく、4年制と言う意味は4年をかけて看護学を学び学士を取得するという事です。

日本の保健所的なPublic Heath Office は公衆衛生に力を入れていて、そこで働くナースはRN。日本で言う正看護師です。特別な免許は必要ありません。

精神科看護師(RPN)はRNとは違うストリームで取得してライセンスはRNと異なります。
助産師は日本に比べてもっと複雑です。RNから卒業後に認定を受けたRNのみが周産期医療に就くことができますがそれとは全く別にMidwifely のコースが存在し、アメリカではRNやNPと抱き合わせでダブルDegreeをするところもありますがBC州にはそのような学部はありません。BC州ではMidwifeもナースプラクティショナー(NP)のように処方権があり、独自のカレッジもありますが、周産期医療病棟で働く認定を取ったRNは認定を持っていても処方権はありません。

おっと、話がずれてしまいましたが、この3年制 (大学でも3+1年制)教育が続く限り、4年制を主流としている海外に追いつくのは無理なのではないのでしょうか?


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