走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

新語

2021年11月06日 | 仕事
医療者であればEvidence based Practice(EBP)をご存知でしょう。科学の証拠をもとに医療を行なっていくこと。経験談義ではなくて、研究により証明されたこと。

で、今週送られてきたメールの中にあった言葉。初めて目にしました。
Evidence -to-date
今の時点である証拠、とでも訳しましょうか?EBPのためには膨大なデータが必要です。研究といっても質の良いものから悪いものまであるわけで、質の悪いものは証拠から外していく作業が必要です。マンパワーが必要なのもEBPの特徴です。

しかし今回のコロナのようにEBPが出るまで待っていられない状況だって生まれてきます。
Science in Action と呼んでいました。世界中の医療者が知識を共有し、対応を行なってきた。私はEvidence -to-dateを同じような意味に受けとります。

で、このメールはどこからきたのか?BC州の薬物依存医療研究センターからです。日にちは未定だが新しいガイドラインが発表される旨が書かれていました。今までのものも革新的内容だったので、改訂版もおそらく同じようにEvidence -to-date と書かれていたのでしょう。

医師会の勉強会で薬物依存医療について講義をすることも決まっているので、その前に改訂版が出てくれたらいいけど、、、この調子じゃ間に合わないだろうな。


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