走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

若者よ

2020年12月21日 | 仕事
ついにBC州での司法による取締が強化されました。道徳に語りかけるやり方では減らない。そしてクリスマスシーズンへの突入。なんとも寂しい世の中です。

知り合いに司法の方がいるのですが、聞くところによると罰金の支払いを積極的にするようになっても自宅で35人招いてホームパーティーとか、同じ人が何度も罰金請求をくらうこともあるそうです。ほらね、罰金を気にしない人にとって(罰金も引き上げられました)は全く効果がない策なのです。

私もよく行くスキー場でクラスターの発生。スキー場従業員がパーティーを行い、そこからあっという間に76人の感染者。そのスキー場は州からの指導で地元以外の予約を全てキャンセルするように、と言われ、この1番の稼ぎどきにキャンセル料金なしでのキャンセルを始めたそうです。

きっとスキー場のオーナーは従業員に厳しく規制に従うようにと言っていた事でしょう。だって上記にような事が起こり得ると知っていたから。それなのに、、、クリスマスと年始をスキー場で過ごす予定にしていた顧客の嘆きも聴こえてきそうです。オーナーはその従業員達を契約違反として解雇。解雇したからといってこの損失は大きいでしょう。解雇された従業員にとってオーナーの損失は痛くも痒くないところ。これがこのコロナの恐ろしいところ。

パーティーを続ける若者は罹患しても回復する可能性が高い。しかしパーティーへ行かなかった高齢者が間接的に(孫からとか)罹患して死亡する。行動範囲の大きい人口層をコントロールするかどうか?ここにかかっているから感染は広がり続けるのだ。

他のスキー場もこぞって明日は我身と従業員に規制の徹底を伝えた事でしょう。近年にないベストコンディションの雪質。スキー場に関わる従業員、そして訪れるお客たち、スキー場がへ行けるかどうかは貴方次第。馬鹿な行動は避けてくださいませ、、、、。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。