Mの実験室 -科学教育啓発活動記録-

科学教育啓発活動を展開中! 科学実験・工作教室の活動記録、予定を書き込んだ日誌です。関連話題も掲載しました。

工場の祭典

2018-10-07 | お知らせ、報告、日記

「燕三条 工場の祭典」に今年も出掛けました。
平成25 年度から開催している「燕三条 工場の祭典」は、燕三条地域の名だたる工場が、開催期間中、一斉に工場を開放し、工場でのものづくりを体感できるイベント

1.明間印刷所


  ワークショップ1 名刺づくり体験
    レーザーカッターで透かし絵の名刺を作りました。
    10枚800円


ワークショップ2 レーザー加工技術を使ったストラップづくり 500円


これは、無料でした。

紙コップの周囲への印刷も可能です。火焔土器を模した紙コップがありました。
ロゴ印刷した紙コップを使った、実験教室を夢みました。


三条カレーラーメンを食べました。
鳳 ライスインカレーラーメン
玉ねぎがトッピングされています。
後半はスープがカレーリゾットになり、完食してしまいました。

2.長谷弘工業
45年ほど前からオーディオ業界へ参入。管楽器のような構造のホーンスピーカーは高い評価を受けているそうです。
加工がし易いことから木工が多いようです。
木工機械による製造を行っており、スピーカーは買ってくるようです。

バックロードホーン
スピーカーユニットから発生した低音を、迷路のようなホーンを通りながら増幅する




手廻しボール盤
様々なアイデア商品が並んでいました 売れなかった・・・

3.三條新聞社
三條新聞社は日刊で発行しています。地方紙で日刊は全国で5社ほどのため、他社の事例を参考に出来ないそうです。
三条市内では新潟日報より高い普及率(約70%)で、総発行部数は約40,450部。
印刷は5人で担当しており、1時間弱で完成だそうです。

編集部、広告部、制作部、製版室、印刷室を見学しました。
編集部、広告部の机上はテレビドラマの通り資料が山積みでした。
百科事典が床から平積みだったり、乱雑の極みにびっくりしました。
輪転機が毎日新聞からの中古だったり、地方紙の厳しさも垣間観られました。

4.坪源
1946年創業。大工道具の墨壺の製作から始まった技術によって、現在はデコイ(狩猟でおとりに使う、鳥の模型)や木のおもちゃなどのクラフト商品を作成。手仕事により生み出される木彫りの動物たちは、温かみと独創性を兼ね備えている。
現在は、墨壺は不要で装飾品となりました。

5.鑿鍛冶 田齋
1975年創業。社寺・一般建築用の鑿・鉋と、切り出しなどのクラフト用刃物を製造する。全国各地の職人からオーダーメイドの注文が入る工房では、親子ふたりが鋼付けから刃研ぎまで行っている。2014年に初代田斎明夫が国から伝統工芸士の認定を受けた。




火造り後は、7時間ほどかけてゆっくり温度を下げます。勤務時間10時~7時半

日本刀の製作には文化庁の承認(作刀承認)が必要です。
この承認を得るには刀匠の下で5年間修行して、さらに文化庁が行うテストに合格する必要があります。
こちらの方は有資格者です。通いの修行だったため、8年間の修行だったとの話がありました。

6.永塚製作所
家庭用農具の工場
大正初期の創業以来、家庭用の金属雑貨製品を主に製造。清掃トング「MAGIP」は、GOOD DESIGN AWARD「ものづくりデザイン賞」を受賞。新鮮なアイデアと創造力・行動力で、より使いやすく満足される商品を開発する。


長岡造形大学生による海岸線をイメージしデザインされた


スコップのプレス工程を見学、静電塗装工程の説明もありました。
静電塗装とは、帯電した塗料を利用する塗装方法。一般的には機械による塗装に向いているとされ、自動車の車体や白物家電の筐体などに広く利用されています。


トングの最終プレス加工は、参加者に体験させていました。
部材をセットし、スイッチオンでプレスされます。
赤外線センサーによる安全装置があり、手が出ていたために安全装置が作動しました。

以上、6カ所を見学しました。
職人さんとの会話が興味深く、大変楽しかったです。

鍛冶の科学に興味を持ちました。
岩崎航介さんが金属顕微鏡を持ち込んだ。
火造りで温度が重要、目で温度を測っているようです。
技術を科学する





 


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