下表は、当方が用いている「分析・予想表」を極めて簡略に集約した「集計表」である。
本表の見方について以下簡単にコメントする。
1、A表とB表の区分
「集計表」は、赤枠内表示のA表(左半分)と黒枠内表示のB表(右半分)の2表からなる。このA・Bの各表は、「ナンバーズ3」の3桁の数字に対応していて、A表①は1桁目、A表②は2桁目、A表③は3桁目の数に関するデータを集約している。
B表も同様な区分でB表①~B表③別にデータを集約している。
2、A数(A①表~A③表中の数値)とB数(B①表~B③表中の数値)の意味
①A数とは、例:582のように3つの数字が全てランダムに、時には同じ数を含んで並んでいる3桁の数のことである。
A①はその一桁目の数の5、A②はその二桁目の数の8、A③はその三桁目の数に関するデータを示している。
このA数は、「ナンバーズ3」を購入する際の「ストレート」の数字に該当する。
②B数とは、例:059のように3つの数字が右肩上がり又は1桁(B①)、2桁(B②)、3桁(B③)の数のうちの2又は3個の数字が055、005、555のように並ぶ場合もある数字のことである。このB数は「ナンバーズ3」を購入する際の「ボックス」の数字に該当する。
3、表内用語の意味と出数頻度
①通算10Pとは、第1回~現在までの全抽選数の出数の頻度を各桁別、0~9迄別に10分比(10回中、各数が何回現出するかの比率)で示している。
例:A数の場合、A①~A➂の各数(0~9)は、概ね10回に1回の割合で出ている。しかし、B数の場合は、①~➂の各数(0~9)の出数頻度はかなり違っている。
例:B①では、10回中「0」の出数頻度は2.6回、「1」は2.2回、「2」は1.7回だが、B③では0~3迄の出数頻度は極少で、逆に4~9の出数頻度は、0.7~2.8に上がっている。
②通算出数とは、同じく現在迄の数字の出方を各桁別、0~9迄別に百単位で表示したものである。
例:A数の場合は、1~3桁の0~9迄の出数回数は概ね10回に1回で殆ど変わらない。しかし、B数の場合は、0~9迄の出数回数は、桁数の違いで変る。
B①での「0」は、1210回(121×10)、B②での「0」は12回、B③での「0」は0回だが、B①での「9」は僅か10回(1×10)1210、B②での「9」は14回、B③での「9」は1290回(129×10)となっている。
➂回数別出数欄中の「5.10.20.30.50.80.100.」は、A表・B表の各桁別に0から9迄の数が直近の5回から100回迄の7区分の間に何回、どんな出方で出ているかを集計したものである。
④出順とは、各桁別に、直近の10回出数中にどの数が、どんな順番に出ているかを示している数字のことである。
4、A及びB表内出数の自動集計
前記に関する出数の頻度や出数回数等の集計は、EXCELの循環参照・ソート・並び替え機能やSUM関数及びCOUNTIF関数等を用いて集計すれば、自動的に難なく至短時間で全て集計表示出来る。
なお、直近100回分迄の各回数別出数を集計してA及びB表に転送するためのA・B数の「出数算出表」は、EXCELの同一シート上に、A・B集計表と並べて作成しているが、同算出表の紹介は本稿では省略する。
当方の場合は、ナンバーズ初回発売(1994.10.7)から今日迄の発売回数(2017.2.1現在、4589回)の当選番号のデータをExclに入力して来ている。この入力データには途中で入力断裂等は無いのですべて連続したデータとして処理出来ている。
5、前記の「集計表」からも解る単純な謎の例示
(1)比較の対象にするのは適切でないかも知れないが、数字の桁数が膨大な天文学上の予想(例:皆既日食の次回予想年月日時、はやぶさ2の地球帰還年月日等)は全て統計数値を用いた計算で出来ている。
だのに、僅か3~7桁の数字の出方を、可能性の高い順に絞ってその出数を抽出する手法が、何故難しくて見出せないのか。
(2)「集計表」には、直近回数迄のデータが集計されている。このデータを観れば解るとおり、出数の頻度・回数・傾向は統計上も明確である。その点では「出数に関する法則性」は明らかだと思う。
しかし、その法則性のとおりに次回の当選数が出るとは限らない。ある数が複数回連続して出たり、逆に頻度的には当然出てもいい数が相当回数経っても何故出なくなるのか。
(3)選ぶ桁数が増えれば増えるほど、当選予想数を絞るのは不可能に近いのかも知れない。だが、現実には「ロト7」を含め当選者は必ず出ている。
その方達はどんな手法で予想数字を選んでいるのか、当選者の証言等を基にした論理的で、説得力もあり、発売元泣かせの「攻略本」の類が今日に至るも何故編集出版されていないのだろうか。そんな攻略本が出れば、爆発的に人気が出るだろうに・・・
確かに、何冊かの宝くじ攻略法関連本は出てはいる。しかし、それらの諸本も前記で示したような極めて初歩的な諸データを根拠に最もらしく理屈付けした関連本の域を出ていない。
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