こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

引きこもりパワーを町おこしに生かした藤里町へ行ってきました!

2015年10月16日 | 日々のつぶやき
福祉保険委員会視察で初めての秋田県へ
1日目は、秋田市のエイジフレンドリー政策について秋田市役所へ市民の力を生かしてコミュニティー作りに挑戦する政策についていろいろと学びました

そして昨日は、藤里町の社会福祉協議会で若者支援、ひきこもり支援を町おこしに繋げた菊池まゆみさんの話を聞きに秋田市からつがるに乗って二ツ井駅へ世界遺産の白神山地のふもとの駅です
二ツ井駅から15分ほど車で走って人口3600人ほどの藤里町へ途中の風景、空が近く感じて大地が広い
町にあるかわいい町営住宅国立市には市営住宅も住宅政策もないしなあ…福祉の観点からの住宅政策は必要だと思うと何度も質問しているが…
到着したのは菊池さんが立ち上げたひきこもりや不就労・しょうがいしゃの社会復帰のための福祉の拠点「こみっと」

菊池さんは、社会福祉協議会で一人暮らしの高齢者支援をするなかで、一人暮らしでも幸せに暮らし、困っていることのない人がいる一方で、仕事のない引きこもりの息子と住んでいる高齢者がいる事を知り、ひきこもり支援をするきっかけとなった。実際に8%の人が引きこもり状態にいることがわかり、具体的支援をまちづくりにつなげ、テレビでもとりあげらた。私も『藤里方式がと摩ならない』という本を読んで感動していたので、著者の菊池さんとの出会いを楽しみにしていました。
菊池さんは、引きこもっている若者は、今の社会のなかで、何度も就活をしても仕事が見つからず、心が折れている、機会あれば就職したいと考えているけど、そのきっかけをつかめずにいるだけということにきずき、伴走型の支援をし、就活と地域での活躍の場作りをしてきたそうです。
福祉を弱者救済というより、困っている人、不便さを抱えているのを取り除くために必要な支援をすると捉えているのが納得です。だれもがあたりまえに地域でいきられるためにするのが福祉だよね。
だれもができることがある、人は役に立つ場所があることで、元気になる、だから、一人一人に合った居場所や仕事がが見つかれば、元気に生きられる。仕事リタイアした方や地域の方々の協力で、居場所づくりと仕事になるシステムをつくってきたそうです。

菊池さんの話を聞いて、お昼は作業所の方が作ったコミット膳をいただきました
白神舞茸キッシュは菊池さんの発案で、とっても美味しい白神の野菜つくしの料理も美味しくて、すっかり平らげました。
白神まいたけキッシュはHPから全国に発送できるので、評判がよく、年間450万円も売り上げたとか。さっそくお土産に買ってきて夕べのおかずにしました。
コミットの隣には、自立訓練事業所くまげら館訓練を受けたりするときの宿泊施設もあります。

なんと、昨年、視察にいった豊中市社協のCSWの勝部麗子さんが先日訪れて、豊中市のひきの若者を藤里町で体験できるようにしたいという話で盛り上がったということです菊池さんとツーショットを撮って、また来ますとお約束して、その日のうちに新青森まで行って新幹線で帰りました。

家族でゆっくり来て、白神山地を巡りたいし、まだまだいろいろとお話しを伺いたい!

藤里町は高齢化率4割を超えて、国立市の2倍。小さな町だけど、これだけのことができる、小さな町だから思い切ってできるのか…国立市も東京の中では2番目に小さな町。小回りのきく心の通った福祉ができる可能性を探っていきたい、そういう思いでいっぱいになりました。

菊池さんは、引きこもり支援から今度は生涯現役支援につなげていくロマンある計画を実行しようとしています。
福祉のまちづくりと言葉でいうのは簡単だけど、それを実際に実現化していることに刺激をうけた充実した視察でした。
今回は社協の菊池さんのお話しを伺うことがメインでしたので、行政や議会がどのような役割をはたしているのか、どうかかわっているのかが見えなかったので、その辺も知りたいと思いました。
コメント
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