今年の年賀状は、いつも以上に喪中が多く、年末年始に、身近な方々が旅立たれ、生きていること、命の大切さをいつも以上に意識しました。
私の宮崎にいる両親が、縁あって介護をしていた戦時中に女子アナ1期生の古賀登恵さんも94歳で旅立たれました。
古賀さんは、戦時中、NHK京城中央放送局女子アナ1期生。2年前、古賀さんに当時の話をいろりろと伺ってきました。今でいう「女子アナ」1号だったのよと当時、女子アナとして初めて自分で取材して放送をした話をしてくださいました。戦争が進むにつれ、ラジオが戦争一色となり、知人が特攻隊で散り、婚約者はシベリア抑留。一人で生きてきた古賀さんは、戦争だけは絶対にだめだと力を込めて話してださいました。
終戦により、放送局は米軍に渡り、官舎で1週間過ごして、着の身着のまま連絡船に乗って日本に帰ることができたそうです。
戦後、宮崎放送の開局も携わり、県庁広報室に勤務し、県政や知事関連の放送に出演していたとのことです。
私の息子拓登が高校生のとき、宮崎でヴァイオリンのコンサートを開いたときに、一番前で聴いてくれた古賀さん。あの頃はまだお元気でマンションで一人暮らしをされていました。
数年前には、介護が必要となり、老人ホームに入所されました。拓登のヴァイオリンが聴きたいという古賀さんのホームを訪ねてヴァイオリンを奏で、古賀さんと交流をしてきました。
古賀さんと最後に会ったのが、昨年10月の演奏会で宮崎を訪れたとき古賀さんは、自分で動くこともできなくなっていましたが、戦争中のアナウンサー時代の話をしてくださいました。
「こちらは京城中央放送局です。JODK」「私は電波の申し子だから、拓登が苦しいとき、いつでも電波にのって励ましているからね」とアナ時代の古賀さん、JODKの花と言われていたそうです。戦争により、結婚することなく、一人で生きぬいてきた古賀さんのラジオ人生の話が、今も心に沁みています。
古賀さんは、お一人暮らしで身よりもない方でしたが、貯蓄と年金で有料老人ホームに入ることができました。
けれども、国民年金や少ない年金だけで生活している方にとっては、月20万円以上かかるホームには入所できません。せめて特養ホームに入れれば…そんな話を国立市でも、よく聞きます。
国立市は、特養ホームの待機者は146人。そのうち44人は要介護3以上で在宅の方だということが明らかになり、市に調査するよう求めています。
国立市は在宅介護をすすめ、特養ホームは作らない方針ですが、今の法制度の元での在宅介護は、重度の方にとっては限界があります。特に一人暮らしで、食事介助も必要な方では介護保険の適用では不可能なことがわかりました。
確かに家で最期まで介護を受けたいというのは誰もが願うことです。
でも、夫婦でいても、いつかは一人になるわけです。一人になって、体が動けなくなっても、充分な介護を受けられるだけの施策の充実がない限り、すべての人が在宅でというわけにはいきません。
年末に私の伯母が旅立ちました。伯母は14年前に夫を亡くして、電話で泣いていました。あの、世話好きで明るい伯母が私の前で泣くことにびっくりし、愛する方をなくすことがどんなに辛いのかということが、ジンと伝わり、あの時、シングルだった私は、好きな人がいないから、伯母のような悲しい思いはしなくてすむ、と感じたことを覚えています。
再婚した今では、その伯母の涙が、悲しさが、しっかりと分かります。
伯母は、最期は施設で亡くなりました。在宅でというわけには、いきませんでした。
お金がある方にとっては、在宅も有料ホームもお金さえあれば、手厚い介護も可能です。
年金が減らされ続けている今、在宅にしても施設にしても充分な介護を受けることができない方が増え続けていきます。
介護保険の在宅介護の制度の充実とともに、施設の充実も必要です。
実は、国立市の要介護状態の方の所得別人数を錯塩の決算委員会で請求して出してもらいましたこれをみると、低所得の方ほど介護度が重くなっているのが分かります。
この点の要因などについて、市は分析しているかと尋ねましたが、していないとの答弁でした。
所得の低い人ほど介護度が重くなるというのは、いろんな要因があると思います。
所得が低いと外に出たり、バランスある食事を充分に取ったり、余暇や運動などの健康作りなどの余裕がなくなるということも考えられます。
国立市は、平成25年に、高齢者が体育館を無料で使えるグリーンパスを有料にしました。
これにより、高齢者の利用率が2割から3割減ったということは、何度も議会で明らかにしました。
無料だから、体育館のプールに行こうという高齢者が、有料になって使わなくなる、そこで、介護度が上がるということも充分考えうることです。
プールに通っている方が、グルーンパスが有料になってプールがガラガラだよと話ていました。
実は、息子も中学の頃、夜、体育館のプールに通っていて、おじいちゃんたちがいて楽しいよと言ってたので、私も息子と一緒に一度だけ行ったら、本当に高齢者が多くて、楽しそうに泳いでいました。ジャグジーはさながら高齢者の談話室、そこで、息子は、おじいちゃんたちの人気者?でした。
お金に余裕ある方は、お金を出してでも健康作りをしますが、余裕のない生活を送っている場合は、食費を削るわけにはいかないから、まず削るのが余暇などにかかる経費です。
介護予防にも効果的であっただろうグリーンパスの無料制度を、所得制限を設けてでも、低所得者には行うべきです。
私の宮崎にいる両親が、縁あって介護をしていた戦時中に女子アナ1期生の古賀登恵さんも94歳で旅立たれました。
古賀さんは、戦時中、NHK京城中央放送局女子アナ1期生。2年前、古賀さんに当時の話をいろりろと伺ってきました。今でいう「女子アナ」1号だったのよと当時、女子アナとして初めて自分で取材して放送をした話をしてくださいました。戦争が進むにつれ、ラジオが戦争一色となり、知人が特攻隊で散り、婚約者はシベリア抑留。一人で生きてきた古賀さんは、戦争だけは絶対にだめだと力を込めて話してださいました。
終戦により、放送局は米軍に渡り、官舎で1週間過ごして、着の身着のまま連絡船に乗って日本に帰ることができたそうです。
戦後、宮崎放送の開局も携わり、県庁広報室に勤務し、県政や知事関連の放送に出演していたとのことです。
私の息子拓登が高校生のとき、宮崎でヴァイオリンのコンサートを開いたときに、一番前で聴いてくれた古賀さん。あの頃はまだお元気でマンションで一人暮らしをされていました。
数年前には、介護が必要となり、老人ホームに入所されました。拓登のヴァイオリンが聴きたいという古賀さんのホームを訪ねてヴァイオリンを奏で、古賀さんと交流をしてきました。
古賀さんと最後に会ったのが、昨年10月の演奏会で宮崎を訪れたとき古賀さんは、自分で動くこともできなくなっていましたが、戦争中のアナウンサー時代の話をしてくださいました。
「こちらは京城中央放送局です。JODK」「私は電波の申し子だから、拓登が苦しいとき、いつでも電波にのって励ましているからね」とアナ時代の古賀さん、JODKの花と言われていたそうです。戦争により、結婚することなく、一人で生きぬいてきた古賀さんのラジオ人生の話が、今も心に沁みています。
古賀さんは、お一人暮らしで身よりもない方でしたが、貯蓄と年金で有料老人ホームに入ることができました。
けれども、国民年金や少ない年金だけで生活している方にとっては、月20万円以上かかるホームには入所できません。せめて特養ホームに入れれば…そんな話を国立市でも、よく聞きます。
国立市は、特養ホームの待機者は146人。そのうち44人は要介護3以上で在宅の方だということが明らかになり、市に調査するよう求めています。
国立市は在宅介護をすすめ、特養ホームは作らない方針ですが、今の法制度の元での在宅介護は、重度の方にとっては限界があります。特に一人暮らしで、食事介助も必要な方では介護保険の適用では不可能なことがわかりました。
確かに家で最期まで介護を受けたいというのは誰もが願うことです。
でも、夫婦でいても、いつかは一人になるわけです。一人になって、体が動けなくなっても、充分な介護を受けられるだけの施策の充実がない限り、すべての人が在宅でというわけにはいきません。
年末に私の伯母が旅立ちました。伯母は14年前に夫を亡くして、電話で泣いていました。あの、世話好きで明るい伯母が私の前で泣くことにびっくりし、愛する方をなくすことがどんなに辛いのかということが、ジンと伝わり、あの時、シングルだった私は、好きな人がいないから、伯母のような悲しい思いはしなくてすむ、と感じたことを覚えています。
再婚した今では、その伯母の涙が、悲しさが、しっかりと分かります。
伯母は、最期は施設で亡くなりました。在宅でというわけには、いきませんでした。
お金がある方にとっては、在宅も有料ホームもお金さえあれば、手厚い介護も可能です。
年金が減らされ続けている今、在宅にしても施設にしても充分な介護を受けることができない方が増え続けていきます。
介護保険の在宅介護の制度の充実とともに、施設の充実も必要です。
実は、国立市の要介護状態の方の所得別人数を錯塩の決算委員会で請求して出してもらいましたこれをみると、低所得の方ほど介護度が重くなっているのが分かります。
この点の要因などについて、市は分析しているかと尋ねましたが、していないとの答弁でした。
所得の低い人ほど介護度が重くなるというのは、いろんな要因があると思います。
所得が低いと外に出たり、バランスある食事を充分に取ったり、余暇や運動などの健康作りなどの余裕がなくなるということも考えられます。
国立市は、平成25年に、高齢者が体育館を無料で使えるグリーンパスを有料にしました。
これにより、高齢者の利用率が2割から3割減ったということは、何度も議会で明らかにしました。
無料だから、体育館のプールに行こうという高齢者が、有料になって使わなくなる、そこで、介護度が上がるということも充分考えうることです。
プールに通っている方が、グルーンパスが有料になってプールがガラガラだよと話ていました。
実は、息子も中学の頃、夜、体育館のプールに通っていて、おじいちゃんたちがいて楽しいよと言ってたので、私も息子と一緒に一度だけ行ったら、本当に高齢者が多くて、楽しそうに泳いでいました。ジャグジーはさながら高齢者の談話室、そこで、息子は、おじいちゃんたちの人気者?でした。
お金に余裕ある方は、お金を出してでも健康作りをしますが、余裕のない生活を送っている場合は、食費を削るわけにはいかないから、まず削るのが余暇などにかかる経費です。
介護予防にも効果的であっただろうグリーンパスの無料制度を、所得制限を設けてでも、低所得者には行うべきです。
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