ばぁばの日記

富士のふもとで 静かにのんびり穏やかに 老夫婦は おなじ方向を向いて身の丈に合った時間を丁寧に送っています。

整理

2022-03-15 23:32:39 | 思い出
泣けた。
涙があふれ、仕方なかった。
「お義母さん ごめんなさい」
「本当に ごめんなさいね」
義母の遺品はすべて整理したはずだったが、
まだ残っていたのだ。
衣装ケースが2ケ押し入れの奥のほうにあった。
後で片付けようと思い、しまっておき忘れていたのだ。

なんと下着やパジャマがいっぱいあった。
夏物・冬物と綺麗に整理され並べてあった。
全部未使用でタグが付いたまま。
袋に入ったままのものも。
何枚あるのだろう??
どうしてこんなにも多く??

義母は主人1人しか子供はない。
健康を害し、入院にでもなったら・・・・と
不安があったのだろう。
娘がいないから、嫁の私に迷惑かけてはいけないと思い
元気な時に、準備していたのだろう。

心から義母に申し訳ないことをしたと、涙が流れた。
私がもっと気を配ってやるべきだったと反省した。
悔やまれた。
母は自分の娘である私に何かと頼んではいたが
義母は遠慮していたと思うと、胸が締め付けられる。

そして娘のいない私に、自分の姿を見せ
教えていたのだろう。
亡くなって時間は経過しても、
教えはさまざまのところに残っている。








コメント (26)
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