もじゃ公♀の検査など

重篤な子や、健康でも障害ゆえ手がかかる子に対して、よく食べて世話要らずな親孝行な子は病院に行く機会が少ないです。
どうしてもビンボー家ゆえの猫の予算もあり、猫のためにドロボー、踏み倒しなどの犯罪で、仰天珍ニュースになるわけにもいかず。
しかも、重篤な子が不治の病であってもその苦しみを軽減する為には、治らなくてもそちらに医療費のウェイトがかかります。

2012年5月2日に血液検査や採尿など、ライオンカットついでに、猫ドックほどでもないけど簡単に調べてもらった「もじゃ公♀」の右の上唇(犬歯付近)がゆがんで良くひっかかること、その真下の唇(犬歯付近)にぷちっとイボのようなものが見える。
顔の扁平上皮癌だったらどうしよう、おろおろ～。
また、みじめが現在乳がんと戦っているのだけど、今いる雌猫の中でもじゃ公とみじめだけが何度も発情を繰り返しており、さんざん発情後に私が不妊オペなので、乳がんの兆しもあるかも？とぜひ先生に診ていただきたかった。

6月28日、なんか風邪気味で透き通った鼻水もだしていたもじゃ公、唇にぷちっと出来ているものを針吸引検査してもらい、毛玉だらけの紛らわしい体を、先生に癌がないかモフっていただいた。
針吸引の検査結果はお電話で伺ったのだが、
先生「もじゃ公ちゃんには癌細胞は見当たりません！」
私「ほ～っ～」
先生「それといってはなんですが、変わりに沢山の細菌が見つかりましたーーー！(←やけに明るい感じで)」
私「先生どーすれば。明日はお休みですよね？」
先生「何か、手持ちで抗生剤がないですかぁ？あ、通院している○○ちゃんの薬、体重分使用して様子見てくださいー。」という
「顔の癌だったらどうすんべ？」という恐怖からしごく簡単な話で解決し、
今週気が付いたのだがその問題になった右上の犬歯が無くなっており、床にも落ちていない。
もじゃ公も2004年あたりに成猫で庭に登場で、いい猫かもと思っても誰の猫かわからず、
そのうちに居座り、雨の中入れてくれコールで根負け、本当の年齢は謎なのですが、可愛く見えてももう老齢なのかもしれない。

長毛ゆえ見事なソーセージ状の毛玉を吐き、家の洗濯物には彼女の毛でフェルト状の毛玉ができてしまうのが手間だが、それでもこのまま穏やかに我が家で過ごしてほしい。


「おかあちゃん、あたち健康のため踏み台昇降するにゃ。」