猫の意識が朦朧としてれば私もどんなにか助かるだろう、
それを言い訳にも出来「病院なんかストレスよ、静かに逝かせてやれた」とも言える。
もしくは捕まらない、触れるのに慣れていない猫。これも治療不可能だったで終わる。
でもこの場合、苦しい息をしながらも、私を必死に見上げている。
私を探すのだ。
頼られている私は、苦しそうな呼吸を聞きながら、想いは堂々巡り、様子を見る、
つまり酸素を出していない、入口全開の酸素テントにおいて、いつでも機械のスイッチは押せるようにし、
シーツの汚れを見て、ただ寝かすという事しか頭も体も動かなかった。
午前4時50分、うっかり寝落ちしてしまい、荒い息にハッとして寝ぼけ眼で猫を置いている毛布を見る。
いない、
猫はシーツで用足ししないで、わざわざトイレに入って用足ししようとして力尽きて横たわり、
荒い息をしながら首をひねって必死で寝てしまった私を見ていた。
今亡くなる可能性大!、
私はあわてて猫を酸素テントに入れ、薄くても最大量になるように酸素のスイッチを入れた。
(計算上では2台で酸素37.5%/毎分12ℓで、テントは324ℓなので27分で満ちる。実際はモノも置いてあるし猫の二酸化炭素で濃度がどうかは不明だ。)
あとは、ゆたぽんを温めなおしたりくらいしかできない。
猫は苦しいのに酸素室の中でくるくる回ったり、寝返りばかりで落ち着いて寝られないようで、私は毛布を畳み直し高さも調整したり、ゆたぽんを減らしたり。
そのうちに猫は、酸素を引き出すホースを漏斗にまとめていたのだが、(吹き出す酸素をシャワー状に加工していたのが良かったのか?)顔に当てて吸い出した。
そして
午前7時には安定し、
午前8時40分にはぐっすりと眠りだした。見ていたら起こしてしまったが。
午前9時35分、丸山ワクチン、水分補給。
さてかわいそうだが12時以降午後3時の受診に向けて機械を1台にし、徐々に酸素を普通に戻していく。
そしてテントの入口も大きめに隙間を空ける。
猫はたまに起きたが何とか耐えて普通の呼吸に近くなった。
さて、それからは病院に急げ急げ、死を覚悟しながらである。
パララ、パラ、ララ~♪パララララ(←ゴットファーザーのテーマで)
どこで死んでも苦しいのだ、病院に特攻かけるしかねぇーーー!!
美寿女(DQNネームですみません!)我慢してくれー。
15分早く到着し、診察までの時間の長い事、みじめはあごに涎をためて頑張っている。
私はとにかくリュックの中のみじめをあともう少しだと撫で続けた。
土曜日のように先生が三方活栓で胸水をがんばって抜くと片肺を抜いた時点で、みじめののどが押えている私の手の上でゴロゴロ振動しているのがわかった。
もう片肺の胸水を抜いている途中で、みじめは元気になってもぞもぞ動き出した。
ハイパーサーミアも受けた、明日の予約の予定も入れた。
でも、
安楽死のお話も出たし、酸素室を私が持っていることから何とかその方向は踏みとどまったと言える。
私は「もう死ぬのはわかっているので、でも受診できた奇跡、家ではぐだぐだ後悔しても受診時でないと、病院に来た時しか出来ない事、ステロイドを打ってください。」
先生は「もう胸水が溜まり末期だから」と言いながらも、お願い通りにデキサメサゾンを打ってくださった。
プレトニゾロンの何倍も強い薬だ。
人の緩和医療で胸水を止めたり倦怠感に使う薬だ、これで猫が楽になれば私も幸せなのだ。
今日で一か月過ぎた、体重3.55㎏。
先生は輸液は大丈夫とおっしゃっていたのが、今後は経腸でとおっしゃるので、帰宅してからはさらに頑張って水分補給している。
猫は行った甲斐があって、しゃんとしている。
いつかは行けなくなるXデーが近いうちに来る、
何度も言うが、苦しむ最期の時間を減らすために、良い死の為に、今じたばた努力している。
努力しても、その結果はわからない。それでも。
それを言い訳にも出来「病院なんかストレスよ、静かに逝かせてやれた」とも言える。
もしくは捕まらない、触れるのに慣れていない猫。これも治療不可能だったで終わる。
でもこの場合、苦しい息をしながらも、私を必死に見上げている。
私を探すのだ。
頼られている私は、苦しそうな呼吸を聞きながら、想いは堂々巡り、様子を見る、
つまり酸素を出していない、入口全開の酸素テントにおいて、いつでも機械のスイッチは押せるようにし、
シーツの汚れを見て、ただ寝かすという事しか頭も体も動かなかった。
午前4時50分、うっかり寝落ちしてしまい、荒い息にハッとして寝ぼけ眼で猫を置いている毛布を見る。
いない、
猫はシーツで用足ししないで、わざわざトイレに入って用足ししようとして力尽きて横たわり、
荒い息をしながら首をひねって必死で寝てしまった私を見ていた。
今亡くなる可能性大!、
私はあわてて猫を酸素テントに入れ、薄くても最大量になるように酸素のスイッチを入れた。
(計算上では2台で酸素37.5%/毎分12ℓで、テントは324ℓなので27分で満ちる。実際はモノも置いてあるし猫の二酸化炭素で濃度がどうかは不明だ。)
あとは、ゆたぽんを温めなおしたりくらいしかできない。
猫は苦しいのに酸素室の中でくるくる回ったり、寝返りばかりで落ち着いて寝られないようで、私は毛布を畳み直し高さも調整したり、ゆたぽんを減らしたり。
そのうちに猫は、酸素を引き出すホースを漏斗にまとめていたのだが、(吹き出す酸素をシャワー状に加工していたのが良かったのか?)顔に当てて吸い出した。
そして
午前7時には安定し、
午前8時40分にはぐっすりと眠りだした。見ていたら起こしてしまったが。
午前9時35分、丸山ワクチン、水分補給。
さてかわいそうだが12時以降午後3時の受診に向けて機械を1台にし、徐々に酸素を普通に戻していく。
そしてテントの入口も大きめに隙間を空ける。
猫はたまに起きたが何とか耐えて普通の呼吸に近くなった。
さて、それからは病院に急げ急げ、死を覚悟しながらである。
パララ、パラ、ララ~♪パララララ(←ゴットファーザーのテーマで)
どこで死んでも苦しいのだ、病院に特攻かけるしかねぇーーー!!
美寿女(DQNネームですみません!)我慢してくれー。
15分早く到着し、診察までの時間の長い事、みじめはあごに涎をためて頑張っている。
私はとにかくリュックの中のみじめをあともう少しだと撫で続けた。
土曜日のように先生が三方活栓で胸水をがんばって抜くと片肺を抜いた時点で、みじめののどが押えている私の手の上でゴロゴロ振動しているのがわかった。
もう片肺の胸水を抜いている途中で、みじめは元気になってもぞもぞ動き出した。
ハイパーサーミアも受けた、明日の予約の予定も入れた。
でも、
安楽死のお話も出たし、酸素室を私が持っていることから何とかその方向は踏みとどまったと言える。
私は「もう死ぬのはわかっているので、でも受診できた奇跡、家ではぐだぐだ後悔しても受診時でないと、病院に来た時しか出来ない事、ステロイドを打ってください。」
先生は「もう胸水が溜まり末期だから」と言いながらも、お願い通りにデキサメサゾンを打ってくださった。
プレトニゾロンの何倍も強い薬だ。
人の緩和医療で胸水を止めたり倦怠感に使う薬だ、これで猫が楽になれば私も幸せなのだ。
今日で一か月過ぎた、体重3.55㎏。
先生は輸液は大丈夫とおっしゃっていたのが、今後は経腸でとおっしゃるので、帰宅してからはさらに頑張って水分補給している。
猫は行った甲斐があって、しゃんとしている。
いつかは行けなくなるXデーが近いうちに来る、
何度も言うが、苦しむ最期の時間を減らすために、良い死の為に、今じたばた努力している。
努力しても、その結果はわからない。それでも。