ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

そして、良い最終章に向かって、一丸となって、

2014-10-12 15:56:19 | 猫病気
その日から、病院全員でみじめと私が治療に来るのを待ってくれることになり、
私はリュツクにみじめを入れて、日曜日と台風の日の一日を抜かして、毎日マイルドレーザーサーミアにてくてくと通う事になった。
猫の大先輩にも言ったのだが、「今どきの御嬢さん達と猫を挟んで保定の毎日20分、距離も近く、向こうはこの猫婆さんと猫の容体はともあれ、あとは何を話すか困るんではないのか?」とか、くっだらない相談をしたのだが、
「若い人と話すのは頭の体操だと思って、家でインコと話しているよりずっといいよ~。」的な回答であり、いつまでもお若くて活動的な猫の大先輩のパワーは凄い!!と感心した。
スタッフさんのお宅のペットさんは意外なペットちゃん!で雑談は面白かったし、
FIPなどいい看取りがなくてとことん嫌になっている、猫はもう懲りている私に、
今回は延命治療ではない、とにかくみじめにいい最期を、「呼吸苦で苦しませないでお家で逝かせたい」と私が願っている事を皆が願ってくれていると思う…。



9月27日に初めて治療し帰宅後、猫は興奮したのか久しぶりに自分から食事をとった。
私は凄いと感動したし、病院も喜んでくれた。
しかし、その1日だけで、いつものお世話に戻った。
なお強制給餌が辛すぎて、先生に鼻カテーテルを入れてもらいたかったが、先生は猫が治らない病気だし、ストレスを与えたくないとのことで、輸液し、強制給餌しても吐いたりうまく受け付けず、猫は1日10-20キロカロリーで生きている。
カロリーを摂取していないのに首をしゃんとあげ、ゴロゴロ一生懸命愛嬌を振りまいていた。

家では丸山ワクチンを決められた日に、決められた方を打ち、

9月29日、マイルドレーザーサーミア 体重3.95㎏
9月30日、    〃        体重3.85㎏
10月1日、    〃        体重3.8㎏
10月2日、    〃        体重3.75㎏
10月3日、    〃        体重3.75㎏
10月4日、ICGレーザー温熱療法  体重3.8㎏ 

この頃から貧血も酷く、治療を打ち切ろうかと弱気になる。
でも猫はがん性胸膜炎にもかかわらず、一向にしゃんとしていて同じような病気の猫と違い苦しんでいない、えらくご機嫌。
ここで無治療になれば肺に水が溜まって死ねずに苦しむ時期があっても、安楽死も選ぶ勇気もせず、もう仕方がないと自分に言い訳して診せなくなる、最後の最期が完全に放置になると思った…。

10月7日、マイルドレーザーサーミア 体重3.9㎏
この日エコーで肺を診て先生に初めて胸水を抜いていただく。
猫は食べていないのに、より一層元気になり、家でも「早く寝ようよ」と布団から顔を出して人間のような、病気でないように普通に行動していた、また何回も夜中に私の顔を見に来た。朝はこたつでご機嫌だった。






10月8日、私は自宅のそのみじめの姿をデジカメに写し、先生に見せると(お世辞かもしれないけど)「可愛いですね」と笑顔でおっしゃってくれた。その日もせっかくだからとマイルドレーザーサーミアをし胸水を抜いた。体重3.9㎏
10月9日、マイルドレーザーサーミア 胸水はあまりなく抜かず。(胸水は抜いているうちに血餅などが出来て抜きにくくなるとのお話です。)
また腹水でカエル腹で呼吸苦を心配する私に、呼吸苦以外は血圧低下になるので腹水を抜かないなど。
10月10日、マイルドレーザーサーミア、「全然食べれない、あと腹水ですか?」との私の話にエコーで肝臓を見せてくれる。
肝臓には丸く抜けた穴のようなもの、ブルズアイみたいなのがあり、食べれなくてあたりまえなんだと覚悟をする。
10月11日、先生に「どうしますか?」と聞かれたがやはり「いい最期にしたいので」とICGレーザー温熱療法をした。
私は有名漫画のセリフ「あきらめたらそこで試合終了だよ。」とみじめに言うと先生は笑っておられた。
私は癌にはもう勝てないけれど、みじめにはいい試合で終了させてあげたい。
はじめた時に、先生は私が1回目から感じていた事、「腫瘍が柔らかくなっている。」と声に出された。
腫瘍は成長をやめ、あとは落ちるだけでも、私は落ちた穴を見てあわてそうなので、もう一度圧迫止血など質問する。
もう少し早くしたあげれたらもっと効果が上がったかもしれないし、アカメの癌の時に一件だけこの治療があったけれど、
チャンスはなかった。
今後、もっと受けれる動物が増えますようにと思う。
最後に三連休になるので、思いっきり頑張って胸水を抜いていただく。
胸水を抜いてステロイドを使用するのだが、胸水を抜いて丸山ワクチンを使用しているみじめは、その方法で免疫も下げないし、むしろ今刺激して上げているのでステロイドは使わないのだが、同様の効果、結果らしい。
また、三連休中に近所の動物病院に行けるように紹介状も書いていただく。
連休明けは生きているのかわからないし、第一大型台風が来る。
台風で受診できないかも、また連休中に亡くなるかもしれないが、それでもまた会える希望を持って、スタッフさんは未来の3日間の予約を入れてくれた。

ようやくみじめの治療は、今現在に追いつきました。
リア充ではないけど、リア獣のお世話に追われています。







なお癌の末期ではなぜ食べられないのか、ホスピスの先生が書かれた、最期は餓死ではなく悪液質のお話を読んで、
母の最期も、今回のみじめの事も、これは仕方がないのだと納得ができました。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=94919
コメント
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