軽井沢のいろいろ~♪ 軽井沢で静かに暮らす 深山のイノシシ があれこれ見たこと聞いたこと

軽井沢に静かに暮らす深山のイノシシが 軽井沢の春夏秋冬 今昔、あれこれ・・ 見たまま聞いたまま書いてるよ

 軽井沢の楽しみ クリスマスの灯(あか)り

2015-12-12 | 避暑地 軽井沢のあれやこれ

 雨が降ったり なんだか今年の軽井沢は 冷え込みが穏やかでうれしいよね 

 でも 吐く息が はっきり白く見えるほど冷え込む軽井沢の夜は  星のまたたきも窓の明かりさえも格別きれいに見えるよね
 
 皆さん アンデルセンの童話 マッチ売りの少女って知ってますか?

 1848年にデンマークで発表されたお話だよ  今から167年前だから 日本では江戸時代の終盤 嘉永年間といった頃

  葛飾北斎が亡くなったくらいの頃のだよね

  クリスマスの夜 薄着に素足で古いスリッパ 雪降る夜の街路でマッチを売る小さな女の子が 寒さに凍えてうずくまってしまう
  
 クリスマスの夜で ご馳走が整う頃合には 準備の頃に一番必要なマッチを買う人なんて誰も居ない 

   売れなければ帰って来るなとお父さんに怒鳴られて家を出たので帰る事も出来ない・・
 
  やがて温まろうとしたのか  暗がりで朦朧としたのか 売り物のマッチを一本ずつ擦るんだ  

  そして ガラス窓の中に赤々と燃える暖炉の火や 華やかに輝く飾られたクリスマスツリー、

  テーブルに用意されたご馳走の山 の幻影を見るんだ

  やがて、少し前に亡くなったけれど 自分を一番かわいがってくれたおばあさんが現れてもろ手を差し伸べ

  女の子はその腕の中に抱かれて静かに天に昇って行く

   流れ星ひとつ・・ かつて そのおばあさんが女の子に語って聞かせた 

  流れ星が落ちる時は誰かが 天に召されていくんだよ・・ その語りの言葉の様に 


  軽井沢のクリスマスシーズンが訪れると ボクはそのお話の光景や夜の冷たさや時代背景を実感するんだ 

 遠い国の 遠い昔のお話と思える人たちはそれまでの生涯がまだ短いか 幸せだったか だね

 日本だって その年代の頃は 軽井沢にも宿場に飯盛り女と呼ばれて売り買いされる女の人もいたんだからね

 家も 暖房も 食べるものも 普通の人たちの暮らしも その頃の軽井沢ってどんなだったんだろうね ?!

 今の様に ほとんど誰でも クリスマスをお祝いしたければ  好きな様に準備することが出来て

 小さい女の子が寒い夜に   着の身着のままで外にいるなんて許されないことで

  流れ星を見ると 「願いが叶う」 世の中が ずっと続くといいよね !



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2 コメント

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マッチ擦る 追 (風の盆)
2015-12-13 08:27:04
マッチ売りの少女とはかけ離れるが

マッチで思い出すのは
アラビアのロレンスだな

意図は全然違うが

マッチを擦るんで無くて
冒頭の画面

擦ったマッチの火を手で消すんだな
手で握りつぶすのでなく、手で消し去る
熱さは気にしない

意志の強さであろうかな
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マッチ擦る (風の盆)
2015-12-12 16:26:04
マッチ自体がどう言うものか、今の人は分かるかな

マッチ売りの少女
花売り娘

童話とは、どういう訳か北国が多い
寒い国で作られた物語が多いな

南の国に雪が降る
加東大介や伴淳が達者な頃

イノちゃんと言えば
加東大介と言えば、黒澤明の用心棒

何だな
燐寸
マッチは擦るんだな

そうしないと

マッチ擦る つかのま海に 霧ふかし
身捨つるほどの 祖国ありや

は分からないかな

寺山修二も三沢の出身だったな


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