年末年始休業に入った人たちや お正月準備をする人たちが
スーパーマーケットや ホームセンターに繰り出して お買い物が賑わっているようだね
新聞の折り込みチラシや テレビのCM NETで 届くお知らせも お買い物ネタが増えたようだね
新聞や ミニコミ紙の特集で 「 二年詣り 」「 初詣 」 の情報も取り上げられていて
軽井沢では 昔からの集落の中にある諏訪神社や 鎮守様にお参りする人もいるし
中山道 追分宿の街道沿いにある 泉洞寺(せんとうじ)では 二年詣りに趣向を凝らすことで
年々人気が高まっているようで 今年も大晦日のお楽しみがあるようだよ
ほら カーリング地蔵なんかがある あのお寺
大勢の善男善女が 詰めかける 「 二年詣り 」「 初詣 」もいいけれど
自分自身が この神様または仏様と 思い決めた神仏や聖域にお参りする人もあるようなんだ
例えば 離山に登って 頂上からご来光を拝むとか 遠望の中に山姿やお星様に合掌するとか
追分宿の西の外れに 江戸時代の中山道と北国街道がふたてに別れた 分岐点の Y字路があって
「 分か去れ(わかされ) 」 と呼ばれ 8体の石仏や石碑が立っている
ここまでは 前にもここで お話した事があるけれど
この 8体のうちの いちばん西側に こんな 石仏(いしぼとけ)様が 佇んでいる
足元の台座には 寄進者だろうか 数名(7名)の名前が刻され
正面には 「 牛 千疋飼 馬 」 と 3列に縦書きされている 建立は 安永3年(1774)
実はこの 石仏(いしぼとけ)様には 学者、郷土史家、愛好家、信者、地元人、避暑客・・などなど
それぞれ様々な 「 見立て 」 があって 馬頭観音 勢至菩薩 聖観音 マリア観音 供養塔 ・・などなど
教育委員会や それなりの 権威ある機関で発刊された参考書籍の中でも
例えば
長野県教育委員会編纂の 長野県歴史の道調査報告書(1984) には 「 観音菩薩像塔 」
軽井沢町の石造文化財(1993) 軽井沢町教育委員会 には 「 鳥獣供養塔 」
東信州の石造物には人間国宝的な存在の 岡村知彦さんの資料では他に 「馬頭観音」「勢至菩薩」
先日、ここでも紹介した
軽井沢町教育委員会発行の 軽井沢町石造物ガイドブック では 「聖観音 」
と 記されていて・・ これって 微妙に 全てそれぞれ 別のものだと思うんだけれどな・・
逆に考えれば それだけ多くの善男善女が それぞれの思いや
願いを込めて 手を合わせた ありがたい石仏(いしぼとけ)様 なんじゃないかと
ボクは思うんだけれど みなさんはどう思いますか
特に 信心してお参りする対象が無かったら 年末年始休業の間にでも 散歩を兼ねて
この 石仏(いしぼとけ)様に会いに行ってみたら・・