市田柿の収穫、乾燥が始まりました。
手の掛かる特産品です、今年は霜に遣られ
幾らも成らんとか言いながら、剥いて干す場所がどんどん増える。
工程でいえば一個の柿に25手加えるというから、なかなかの貴重品
お菓子に例えれば、上生菓子です。
皮を剥いて、硫黄燻蒸をするからあの透き通った柔らかい干し柿に返信するのです。
見事に干されて…柿のれん完成!
20日ほど乾燥すれば、干し柿として世に出回ります。
高級品として出荷され、皆様の元に届くことでしょう。
町内のあちこちで、柿の収穫に大勢必要で、中学生の姿も見えました。
大学生の研究にもしっかり利用されている様子です。
最近では機械で乾燥して5日ほどで製品になる工場も完成しましたから
柿の実が熟柿になることは少なくなるのかな~
カメラを片手に、残り柿を撮影するのも楽しみですが・・・。
近年、都会でも名が売れている「市田柿」はあまり被害を受けなかったとか、我が家の近くでも今年は「上出来」と収穫の手が弾んでいました。
昨日、地区の石造文化財探索のため、あちこち歩いた所、小さな柿が熟したまま放置されている箇所を多く見ました。
高齢化で柿を収穫出来なくなっている家も多いようです。
地球の温暖化、かと思えば4月の凍霜害、自然の驚異を感じながら
昔ながらの樹木も生き延びようと必死だと思います。霜の通り道に当たったところは全滅、他所の柿を買ってでも剥いていると聞きます。 加工能力があるところに持って来て製品にするのも知恵かもしれません。 高齢化の波紋は広がり、採り手はシルバー人材とか
都会からの援農で、知恵を出し合って守っているようです。 農家もお金で済むなら…という考えも浸透しつつあります。