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「酒に合いますよ」

 今日は靴を買うついでに色々買い物をした。
 久々に中国茶の店に行ったので茶葉を買ったけど、高級ワイン一本分くらいのお金がかかった。
 その足でデパ地下に行ったら、美味しいソーセージやら生ハムやらパンチェッタが売っていた。
 売り子さんの売り文句は、
「お酒飲まれますか?よく合いますよ」
だった。
 確かに合うかもしれない。

 ただ、ここで言いたい。
「酒に合う」のは否定しないけれど、「酒がすすむ」とはどういうことか。
 自分は食べれば飲みたくなくなるので、食と酒が同時進行にならない。
 すごく高級なフレンチに行けばマリアージュがどうのとなるんだろうけど、食がメインになるのでワインはやはりグラス数杯になる。
 酒がすすむのはいいことなのか?と、そこも問題だ。
 その料理にとって褒め言葉なのか?
 美味いものは酒だろうが水だろうが合うと思う。
 褒め言葉なら、
「酒を飲むのを忘れるほど美味しいですよ」
の方がいいんじゃなかろうか?

 実は言ってしまうと、あまり酒とつまみが合う合わないがわからない。
 いや、美味しいとは思うんだけれど。
 だいたいビールと合うとか日本酒に合うとかがメインだろうか?
 どっちもあまり好きな酒でないので、どうせなら酒と合わせないでおかずとして食事をしたい。
 ワインに至っては好きだからこそ、チーズかバゲットだけにしたい。
 少しのナッツかドライフルーツまでだな。
 
 今日買って来たパンも生ハムもソーセージもパンチェッタも、ワインより美味い水か発砲水に合わせたい。
 酔っ払わないので味がよくわかるからだ。
 ワインを飲むなら甘くないものを一杯だけ飲みたい。
 その後は水がいい。
 お茶は食後がいい。

 美味しいものを買うと言われる「酒に合う」を考えると、
『酒を飲まないともったいないのではないか?』
と考えていたけど、そんなことはないとやっと思い至った。
 酒に合うものは水で食べればもっと美味しい。それでいいのだ。
 
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