禁酒1年を振り返って

☆日記を読むと昨年2018年10月26日が最後にワインを飲んだ日だった。

　そこから料理の煮物に使う以外、飲料としてのアルコールは一滴も飲んでいない。

　確かアルコールのボンボンとかケーキも食べていないはず。

　フルーツパウンドケーキのドライフルーツとか、ラムで漬け込んでいたものレベルは覚えてない。

　さて本日最終日、お酒の神様の試練か『飲みたくなるシチュエーションてんこ盛り』の日だった（笑）。

　仕事でのムカつくイライラ、忙しさ、同僚へのいろいろ……などなど。

　昔なら『どこにも八つ当たれない！飲まなきゃやってられない！』とか絶対思ってた。

「絶対飲みたいって思ってたなあ。でも今は『仕方ない、許してやろう！』で（半分は）しのげるな」……レベルだった。

　そしてこの最終日に、一年でクリスマスより楽しみにしているハロウィンの地元祭りがあった。

　美味しい露店にアルコールもいろいろ揃っている。ホットワインとかもある。

　毎年買っているお菓子とか雑貨を買い込み、最後の露店見物で『もし飲みたくなったら飲む方向で考えてみよう』と思っていた。

　飲んでもいいと思ってる一番楽しみの状況で、自分が本当に飲みたいかどうか観察したかった。

　夕方に隅から隅までがっつりハロウィン祭りの出店スィーツを山盛りで抱え、いざ天王山。

　美味しそうな匂いが漂ってた。

　さてお酒はというと、ホットワインがあった。五百円のお値段。

　そのほかはビール類がほとんどだったかな。

「ホットワインだ」と思った時、飲みたいと思う前に、甘い味が想像された。

　甘い酒はなぁ……、と思ったら飲みたい気持ちが1％以下になった。

　ビールは興味がない。ビールを飲むことを想像すると、トイレに行きたくなる。利尿作用で。

　食べ物もめちゃくちゃ並んでるので、混んで来たし面倒になって帰った。

　帰りに買い物をした時も、ワインの棚を見ても心は動かなかった。

　というわけで、365日目無事に終了。禊が終わった新しい自分ウエルカム。

　これからは「禁酒」してる自分ではなく、「昔飲んでいたこともあるけど今はもう飲まなくなった」というカテゴリの人として生きて行きます。

 

＜酒を止めて得をしたこと＞

　いっぱいありすぎて書ききれないレベル。

「酒を飲まないと困ることがあるから禁酒できない」と思ってたことが全て、「酒を飲んでいたから損をしていた」と気づいたこととまとめようか。

　特に「不眠」「ストレス」は全部酒のせいでした。

　酒のせいというより、酒に頼って酒に逃げて、酒のせいにして努力をしようとしなかった自分が、諸悪の根源だと気づいたこととかも。

＜酒を止めて損をしたこと＞

　ぶっちゃけ無い。

　しかしあえて無理に言えば、気に入った雑貨や食器が酒に関係するものだと、無用なので買えなくなったことかな。

　お猪口とかかわいいんだけど、かわいいだけで買っても実用的じゃ無いからなあ。

　飾っておくとか？それで薩摩切子とか買う度胸はない。

　もう一つ、酒の上での失敗が思っていた以上に顰蹙買っていたんだと、気づいて転げ回ってること。

　酒飲みだった頃は『無礼講だし』とか本気で思ってたけど、酒を飲まなくなった身からすれば、迷惑でしかないとわかる。

　黒歴史に転げ回るけど仕方ない。この先一生転げ回ろう。