涙と笑いのHIV奮闘記III

自分とは無関係と思っていた病気の闘病を続けるオヤジの日記。
日に日に進行する物忘れとも戦っています。

時間があったので東大寺ミュージアムへ

2017-09-07 20:00:00 | 美術館・博物館

東大寺ミュージアムの最終入館時間は午後5時。
そしてJR天王寺駅からJR奈良駅まで、大和路快速で35分ほど。

今から向かえば余裕で間に合いそうです。

なのでJR天王寺駅から大和路快速でJR奈良駅まで。

近鉄だとずっと市街地を走って坂をグングン上り、生駒トンネルへ入ります。
ところどころ山間部を通りますが、基本的に市街地を走ります。

ところがJRは長閑な田園地帯、そして大和川に沿って山間部を走ります。

奈良県に入ってもほぼ田園地帯を走り、奈良駅に近づいてやっと市街地。 

JR奈良駅から市内循環バスに乗って「氷室神社国立博物館前」のバス停で下車。

大仏殿へ行くには「春日大社大仏殿前」で降りる人が多いのですが、
そこで降りるとすると、バスは交差点を右折し、バスを降りて信号を渡ることとなり、
こちらで降りる方が大抵早く着くことができるのです。

とはいえ、ちょっと道路を渡って国立博物館へ。

小鹿、母鹿は元気なのに、立派な角を持つ男鹿はダラダラ。

この時間ではまだ鹿たまりはできていません。

もう国立博物館の壁の広告は「正倉院展」モードです。

東大寺南大門、そしてその奥に大仏殿。
雨が降った後なのに、まだこんなに混雑しています。

門の扁額は聖武天皇の字だそうです。(ちなみに国立博物館の正面の入り口の文字もそうらしいです。)

この南大門には、歴史の教科書に載っている運慶・快慶らによる金剛力士像。
普通の寺では両像は正面を向いて立つのですが、ここではお互いを見つめあうように立っています。

 

南大門をくぐると、すぐ左手に東大寺ミュージアム。

入り口正面には、

そして廬舎那仏の手。

ここから見える南大門。

入館してすぐ左に休憩スペース。
そこに展示されているのは大仏の座っている連弁のレプリカ。
細かい彫刻がなされています。

記念スタンプもありました。

 

入り口右にある展示スペースへ向かいます。

入館券。

見どころはなんといっても、この前までは法華堂に安置されていた日光・月光菩薩立像がなのですが、

その他国宝、重要文化財など、見るべきものは沢山あります。

特に最初の方で展示されている「東大寺金堂鎮壇具」。
その中でも金銀鈿荘太刀(陽剣・陰剣)。
実物はかなり傷んでいるものの、それを昨年復元したものも展示されています。

しかし、今日の目的は修復が完成した東大寺大仏縁起絵巻。
既に前期公開は終わって、今日は中期公開。後期は9/11からです。

もう無くなっているだろうと思っていた、先着3000名に頂ける縁起絵巻の絵葉書。
貰えました!

美術館を出て、またバス停まで歩いてゆきます。

急に雨が降り出しました。

参道を横切る吉城川の畔に鹿。

鹿だまりの様子を見に行く予定でしたが、この雨。
もう直接バスで帰ることに。

昨日の残りのカレーがあったので、カレー粉を足して冷凍してあった牛肩ロース肉を加えて夕食はカレーうどん。


天王寺公園を通って大阪市立美術館へ「近世やまと絵の開花」

2017-09-07 15:30:00 | 美術館・博物館

 

あべのハルカス美術館でこんなチラシを見つけて。
大阪市立美術館って歩いて10分程なので、ちょうど雨も止んでいるのでちょっと行ってみました。

JRの路線を跨ぐ橋を渡って。
その橋の上から。
左のピラミッドみたいなのは温室、右に見えているのが通天閣。
通天閣の下が新世界ですね。

天王寺公園だったところが今は解放されていて「てんしば」となっています。
その入り口にちょっとした植え込みがあって、そこからミスト。

ここに植えられている朝顔。

その他いろいろな花が植えられています。

これはカラジウムですね。

向こうに世界の大温泉スパワールドと天王寺動物園が見えてきました。

後ろを振り返ると今訪れてきたあべのハルカス。

動物園の入り口の前を右に曲がって陸橋を渡ると大阪市立美術館です。

橋を渡ったところに夾竹桃。

 

上空低く、大きな音を立ててヘリコプター。

美術館前から

浄瑠璃の「傾城反魂香(吃叉)」で土佐将監閑居の場ってのがありますね。
土佐派の画家なのでしょうかね。

土佐派の中興の祖土佐光起、光成、光祐と三代にわたる土佐派の絵画53点と、山水蒔絵鶉籠1点が出展されています。

「やまと絵」(やまと絵)は、四季の自然、そこに生きる人や生き物を優美な線と色彩で描く日本の伝統的な絵画様式です。古代以来のやまと絵の伝統を継承した土佐派は、室町時代には宮廷の絵画制作を主導する絵所預(えどころあずかり)」の職を世襲して権威を誇りました。

その流れを受け継いで江戸時代前期に活躍したのがっ土佐光起(みつおき)(1617~91)です。光起は狩野派など漢画系流派の水墨表現や中国絵画の写実表現を巧みに取り入れてやまと絵の画題を一気に拡大し、幕末まで続く流派体制を整備しました。本展では今年、生誕400年を迎えた光起を中心に、その子・光成らの清新、かつ繊細優美雅画風に改めて注目し、華やかな「和」の情趣にみちた近世やまと絵の魅力をご紹介いたします。

(ちらしより)


美術館に置かれていた、来年秋開催予定の「土佐派と住吉派 やまと絵の荘思と軽妙」のパンフレット。

次回のここでの展示は「ディズニーアート展」だそうです。

 

この特別陳列以外に、
 平成29年度コレクション展「源氏絵」展、
「長尾雨山が見た中国書画」展、
「多彩なる隷書 漢の刻石」展、
「千花百果-四季をめぐる中国書画」展、
なども開催されていました。

 


あべのハルカス美術館で「奈良西大寺展」後期展示

2017-09-07 12:00:00 | 美術館・博物館

朝焼けの美しい朝を迎えました。蒸し蒸しした朝です。

急遽今日の仕事が無くなって、朝ちょっと遅くまで寝ていました。といっても6時半には起きましたけれど。

ベランダに出てみると、あのショボイ朝顔が咲いていました。

今日は天気が悪いということで洗濯はせず、昨夜使った調理器具を洗ったり、
朝から散髪に行ったりして。

そうだ、「奈良最大時展」の後期展示を観に行こう、ということで散髪を終えたその足で大阪まで。

車窓から平城宮跡大極殿。

平城宮跡で行われている工事がずいぶん進んできていますが、それについての記事が今日の朝刊に。

そんなに上手く行くのかなぁ・・・と思うのですが。

近鉄奈良線の移設なんて非現実的と思いませんか?

生駒トンネルをでると大雨。

さて、鶴橋駅でJR環状線に乗り換え。
環状線の車両、どんどん新しくなってきましたね。

この車両は逆回りの列車で、これから乗るのは、関空・紀州路快速のこの列車。
車内で無料WiFiを使えるんですよね。

強い雨が降っています。

天王寺駅到着です。

駅を降りてあべのハルカスへ向かいます。

幸い、雨が止んでいます。

歩道橋を渡って・・・

あれ、今日はあべのべあにライトが点いている。

美術館のある階からは、遠くは見えませんが、すぐそばの天王寺公園、そこにある大阪市立美術館、
少し離れた難波のビルも見えています。

西大寺展のちらし。

 

左のチラシの表紙の写真が、後期展示の目玉の一つ、秘仏愛染明王坐像です。

後期展示では前期展示からいろいろと展示物の入れ替えがあったようです。