12月4日
9:00-11:00 WQED
シューベルト:交響曲第7番ロ短調 D759「未完成」
マクミラン :夕べ、乙女の涙は草の露と共に落ち
モーツァルト:レクイエムニ短調 k626
F,マリー・エイブラハム(ナレーション)
ジャニーヌ・ドゥ・ピケ(S)
カトリオナ・モリソン(Ms)
ベン・ブリス(T)
タレク・ナズミ(B)
ピッツバーグ・メンデルスゾーン合唱団
ウエストミンスター合唱団。
1・3マンフレッド・ホーネック指揮ピッツバーグ交響楽団
2ジム・カニンガム指揮
2023年3月17-19日ピッツバーグ、ハインツホール
未完成は個人的に好きなのだろうな。ある意味飽きない。時折
この様にプログラムにあるとうれしくなる。中庸なテンポ感が
追い詰められなくて個人的には好きだ。
マクミランの曲は現代曲。物語のタイトルの様な大曲の間の短編。
モーツァルト:レクイエム
鐘の音
斉唱(男性・グレゴリオ聖歌の様な)
語り~
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽K477(479A)
斉唱(男性)
モーツァルト:Laudate Dominium
斉唱(男性)
語り
第1曲:レクイエム・エテルナム
第2曲:キリエ(Kyrie)
セクエンツィア/続唱
キリエが終わると、普通はアタッカなどで、怒りの日に
いったりするのだけれど、このプログラムは語りになる。
語り
段々高揚していく語り、それが頂点を迎えて「怒りの日」に繋がっていく。
第3曲:ディエス・イレ(Dies irae)/怒りの日
テンション高く演奏されたのち、
第4曲:トゥーバ・ミルム(Tuba mirum)/奇しきラッパの響き
に続く。ソプラノの声質は良く他と混じって美しい。
第5曲:レックス・トレメンデ(Rex tremendae)/恐るべき御稜威の王
ホールが広く奥深いのか、合唱のエコーが結構深く効いている。
こういう録音もあるのだなぁという。教会で録音されたような
長いエコーが聴かれる。ホール・エコーが美しい。
第6曲:レコルダーレ(Recordare)/思い出したまえ
第7曲:コンフターティス(Confutatis)/呪われ退けられし者達が
第8曲:ラクリモーサ(Lacrimosa)/涙の日
斉唱(男性)
語り
オッフェルトリウム/奉献文
第9曲:ドミネ・イエス(Domine Jesu Christe)/主イエス
第10曲:オスティアス(Hostias)/賛美の生け贄
第11曲:ラクリモーサ(Lacrimosa)/涙の日(部分)
第12曲アヴェ・ヴェルム・コルプス k618
鐘。
終演
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
自分のブログを検索した。マンフレッド・ホーネックは同
プログラムを2015年にベルリンドイツ交響楽団で演奏している。
それの再演に当たるものなのかもしれない。レクイエムの
謎が解けた。番組の解説文の通り。
「モーツァルトの死をF.マレー・エイブラハムの
ナレーションでフィーチャーした言葉と音楽。」
ということで、モーツァルトは「ラクリモーサ」で、
絶筆だった。演出も含めて、そういうストーリーを
持った企画ものの演奏だったという事だった。
今回の再演を聴いてわかった。胸のつかえが降りた。