もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「ラストマイル」

2024-08-27 23:49:20 | 映画
2024.8.23

普段、初日は混むので避けるのだけど
どうにも観たかったので時間を合わせて駆け込み。
野木亜希子脚本なだけで見逃せないのに監督が塚原あゆ子で
「MIU404」と「アンナチュラル」が存在する世界で起きる事件だよ⁈
観るでしょ

冒頭、出勤するためにモノレールに乗っているエレナ
ガラス窓に映る姿がスクリーンに
なんで本人を直接写さないのかな?
などとぽやぽや考えていたら
ドームコンサートの入場列のような物流センターの派遣出勤模様に度肝を抜かれる
え?どれくらい広いんだ物流センター?
実はネットで買い物をほとんどしないので
想像したことも調べたこともないのよ
なので
実際の物流センターの映像に口が開いてしまう「はああ?」
あんなところでバイトできる気がしない。

この広大なセンターの新しい長となったのが
エルメスのバーキンをめっちゃラフに使ってるエレナ
アクセサリーも沢山でオシャレ
仕事できるのってあたりまえじゃないですか、ってスタイルだ
一方
二年目でチームマネージャーって出世?それとも逃げ損ねた?
という風情なのが孔
この辺りで『実力主義といえば聞こえはいいがヤバそうな職場』と思う。
そして、倉庫を見下ろしてエレナが口にした言葉にひっかかったのだが
後に理由が解る。

ここから発送された商品が客に届けられ
ダンボールを開けたところで爆発する。
配達員の目の前で吹き飛ぶアパートの一室
ひとつめの爆弾

爆発のシーンが映画なので予算もあるしスクリーンも大きいし
迫力がすごくて
何度かある爆発シーンにその度「ひゃあ!」ってなったよ。

通販サイトから運送会社への取引価格その他押し付け
その下請けの個人ドライバーはひとつ配達して150円
昔、身内がやったことある仕事だ
お歳暮の配達下請け、車持ち込みでひとつ幾らだったんだろうか
割に合わないってすぐに辞めちゃったけど
ここに出てくる佐野父は誇りを持って働いている。

そう
出てくる人たちはみんな自分の仕事をまっとうにやり遂げようとしている。
運送会社も正社員ドライバーも下請けドライバーも
警察官も法医解剖医も
だけど
誰が悪いのかどうしたらいいのかどこからゆがんだのか
しわ寄せをかぶってしまう人がいて
荷物に爆弾を仕掛けずにはいられなくなってしまった人がいる。


通販サイトを使うのを控えよう、でもなく
配送業者に感謝を、だけではなく
国内メーカーの商品を選ぼう、でもなく
『あなたの手元にその品物が届くまで、沢山の人がかかわっているいることを想像してみて』
『その人たちが、辛かったり我慢してたり搾取されたりしてるかもしれないことも想像してみて』
『その立場に自分がなるかもしれないこともね』
『楽しい気持ちで買ったものがかかわる皆をも楽しくさせる仕組みだったらいいよね』
ということかな、と思いました。


満島ひかりさあ、「当て書きと言われてもしっくりこず」みたいな話をしてたけど
後半のエレナの突進の仕方は
見事に当て書きだと思って、心の中で拍手しちゃったよ。

「MIU404」のメンバーは懐かしく伊吹の「きゅるっ」に爆笑して
「アンナチュラル」はクのつく言葉で爆笑して、六郎の成長に感心して
医療器具の通販はいいけど卸からちゃんと買ってあげて(すんごい私情)

あ、
ああいう爆弾の解除の仕方は初めて見た気がします。
こわいこわい。


初日に行ったんだから、パンフレットを買えば良かった。
片付けで昔買ったパンフを捨てたのが最近で
ちょっと躊躇したのがミスだったな~
もう一回観にいこうと思います
エンタメとして面白さが爆発でしたので。
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「あんのこと」

2024-07-11 12:17:28 | 映画
2024.7.4

ネタばれあります。
観るのが怖かった。色々な理由で。

あんは悲惨な人生を送ったかわいそうなコなのだろう。
母親は今で言う毒親だ。
『あんのような人が身近にいても見えてなかったのかも』
多かった感想。

しかし母親もお金を稼ぐ方法を水商売と売春しかしらないのだよ
可愛そうにだけ見える祖母を捨てずに生活を支えた
水商売と客に売春することで。
あんは子供だから店では働けないから身体売って稼ぐでしょ
本当にそう思っているんだろう。
自分が色々な仕事を出来るかも、なんて考えてみたこともなくて
何故なら周りも同じような境遇の人ばかりだと違う仕事が出来るなんて気がつかない。
母親をかばおうということじゃない
貧困の連鎖の話だ。

ある場面では親と子の役割が入れ替わっている
母親があんを「ママ」と呼ぶのは彼女自体が子供のままだから。
子供に親の役割を背負わせるのは珍しいことではなく虐待の一形態だが
誰も気がつかない。
あんは子供であり自分を守ってくれる親でもあるべきだと彼女は思っていた。
だから行方がわからなくなった時
怒りと共に心細さがあったはずだ。
捨てられた?子供に?親に?

そして、あのゴミだらけの団地の一室で母親と性行為をして帰る客。
どうかしてるだろう?
こんな場所じゃ無理だとも言わず、たぶん安いから。
そんな男が少なからずいて、彼女はそれを金を稼ぐ手段としている。
異常な生活だと指摘する者はいない環境。

おかしいな
絶対あんの立場で観ちゃうはずなのに
母親が気になって仕方ない。

けど
あんが包丁を向けた時
『刺してしまえ』って思った、心底。
騒ぎになったら世間が介入してくるから!
誰かが異常さに気がついて何かを変えてくれるから!
騒ぎにしないと誰も知らないままこの日々が続くんだよ!

あの気持ちは説明したくない


どうも今日はこっちがわからしか書けないようなんで
また書きます。

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「川っぺりムコリッタ」

2022-09-30 23:17:16 | 映画
2022.9.27

ムコリッタとは仏教用語で、時間の単位を表すそう。
1昼夜は30牟呼栗多、「しばらく」「少しの間」「瞬時」の意味を持つそうです。
仏教の数字の単位は大きいものは聞いたことがあったけれど
(たとえば「那由多」。極めて大きな数量という意味)
小さい単位を気にしたことはなかったな。

荻上監督は「生と死の間にある時間を、ムコリッタという仏教の時間の単位に当てはめてみた。」そうだ

山田は出所してきたばかりで帰る場所がない。
そういう人を受け入れているらしい塩辛工場で働くこととなり
社長の紹介で古い平屋のアパートにも住めることになった。
その名が『ハイツムコリッタ』
部屋に生活用品が揃っているところから
山田の前にも山田のような人が住んだことあるのだろう。
誰が飼っているのかヤギもいるハイツムコリッタ。

丁寧にお米を研いで水加減をして、炊くご飯。
お湯をあふれさせながら入る一人だけの風呂とそのあとに飲む牛乳。
その二つだけが山田を生きさせているみたいだ。
そこに突然侵入してくる隣人、島田。
風呂に入れてくれ給湯器壊れてるんだ今入ってただろここ壁が薄いから聞こえるんだよ風呂に入れてくれ。
何者だ?
髪を短くして天パのくるくるがないだけで随分と印象の違うムロさんが
図々しく遠慮が無いのに奇妙な繊細さを持つ島田を演じている。

このアパートの住人たちは家族が欠けた人ばかりだ。
はなからいないのではなく、かつては家族がいた気配。
黒いスーツで墓石の戸別セールスをしている溝口とその子供。
(この子供、子役っぽさが全くなくて良い)
大家さんは旦那さんを病気で亡くして娘と二人暮らし。
島田がぽろりとこぼした言葉に子供の影があり
山田は縁の切れてた父親の死を役所から手紙で知らされる。
あと、
山田の出会った隣部屋に住んでいた幽霊も一人だったみたい。

孤独死した父親についての連絡がくるくだりでは
『そうそう。役所って戸籍調べて探し当ててきやがるのさ』
面倒な身内がいるので心の声が悪態になっていた、ははは。

父親の遺骨を引き取りに行ったことにより山田の心が嵐になる。
自分を捨てた父と母
その後の辛い人生と自分が犯した罪の記憶
解らない父の最後の気持ち
自分の生きている意味
そこにやってくる本当の嵐。

「ご飯ってね、ひとりで食べるより誰かと食べたほうが美味しいのよ」
山田の部屋に押しかけてご飯まで食べるようになった島田の言葉は
言い訳っぽくもあるが
墓石が売れてこっそりすき焼きをしていた溝口の部屋に皆が押しかけて
狭い部屋の安っぽい鍋で上等な肉を食べる様子は
確かに幸せの風景でした。

それぞれが抱えた人生の重く暗い部分となんとか付き合いながら
ちょっとだけ支えてくれる人と関わりながら
山田は風呂上りに牛乳を飲み
島田は野菜を作り
二人で塩辛とネギの味噌汁だけでご飯を食べて笑う。
ささやかなしあわせで生きて行けるのだ。


荻上監督の映画は「バーバー吉野」からずっと
現実離れしたシーンがぽこっとあるのだけれど
物語と大きく乖離しない不思議。
そしてこのお話は誰も携帯電話を持っていない。

柄本佑演じる役所の職員と工場の社長の緒形直人がいいです。
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「さかなのこ」

2022-09-29 23:56:58 | 映画
2022.9.28

『男か女かはどっちでもいい』
のんちゃんがさかなクンを演じるから、なんていう
単純なことではないのだな。
子ども時代のミー坊がすでにジェンダーレスでした。

閉館間際の水族館でガラスにくっつくようにタコを見つめるミー坊を
急かすわけでもないお母さん。
魚が好きすぎるわが子に
手を焼くでもなく天才だとのめりこむでもなく
好きなものがあるということはステキという態度、ステキです。
お父さんはタコを食べ物だとしか認識してないのが
違う方向にステキだけれどちょっと乱暴がすぎるな、タコに。
ミー坊にツライ思い出になっていないから良かったけど。

小学校から高校まで
女子にも男子にもいじめっ子にも不良にも
ミー坊は態度が少しも変わらない。
魚を好きすぎる変わったヤツ、でもいいヤツ。
そう思われているけどそれも気にしていなそうだ。
人より魚の方が好きってことでもないらしい。
だから友達はミー坊を鏡のようにその時々の自分を顧みるが
本人はただ日々を送っているだけだ。
キラキラした瞳で、
透き通った笑顔で。
もうさ、のんちゃん以外誰に出来るってのさ、このミー坊を!
と何度も思いながら観てました。

TVチャンピオンのエピソードはでてこないのか、そうか。
見てました【魚通選手権】
あれからも魚の近くで働くすべを探していたのだね。
上手くいかないことが沢山あってもくじけない好きの力強さは尋常じゃないのに
悲壮感が少しもない表現がまたステキでね。

好きを極めれば成功する、という話でも
お母さんの育て方が良かったのだ、という話でもなく
『魚が好きですそれだけです』
そういう人がピカピカすることで周りの人たちもピカっとしました。
という話だと思いました。

友達がみんなステキすぎで役者さんも最高だった。


ご本人登場については、もうちょい考えたい。

そして久し振り過ぎて文章がヘン。
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「弟とアンドロイドと僕」

2022-01-14 23:57:48 | 映画
2022.1.14

今年1本目。
豊川悦司×阪本順治という理由でセレクト。

阪本監督、時々 謎映画撮りますがそれだった。
(「団地」も謎SFでありました)
ネタバレしないと感想が書けないよ。

冒頭の雨のシーンから不穏。
以降終わりまで画面にL字で『不穏』と出ているような感じのまま話が進む。
まず、雨の中レインコートが異形に映る主人公。
周りの人々は
透明なビニール傘がはびこっているこの時代に全員が黒い傘。
この画に強烈な違和感。
終始降り続く雨の中
傘をさす人物とレインコートの人物には境界線がある。

自分の存在を実感できないロボット工学者
というか
穏やかなマッドサイエンティスト、桐生。
食器洗浄機使ってらっしゃるのが意外。
住んでいるのは町から離れた大きな洋館だが
そこはかつて父親が産婦人科を営んでいた場所だ。
(なんで産婦人科なのかが謎すぎ)
そこでひっそりと「もう一人の自分」たるアンドロイドを作っている。

母親違いの弟は粗野なチンピラみたいな男で
父親の入院費をせびりにくる。
この弟が
ある意味穏やかだった桐生の生活を侵食し始め
桐生とアンドロイドだけの世界をぶち壊す。

う~ん。
暖炉の着火シーンが何故だか怖い。
そして、暖炉で燃えたのは実在の桐生かと思ったよ。
「ボクは殺せないんだ」と言ったから
すでにアンドロイドに置き換わっているのかと。
そして謎の女の子は
桐生の知らない処で育っていた子供かと思ったが
アンドロイドなんですか?
ラストシーン。

弟の母親、
桐生の母から父を奪った女性が
何気に一番コワイ。

とにかく謎映画でした。
道路のヒビを探して直すロボット、あったら便利ですね。
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「ムーンライト・シャドウ」

2021-09-23 15:15:36 | 映画
2021.9.22

23日から朝の7時50分からになるって、仕事より早く家でるなんて出来んわ!
とあせりながら映画館に駆け込み。

携帯電話もない時代の話をスマホの時代に変換したら
こうなっちゃう?
オープニングから違和感を持ちましたが
おしゃれでオカルトでホラー風味になっちゃってんじゃん!
これは私の大好きな小説と違うモノだよ、
しょんぼりだよ。
観るけど。

七夕現象はうららに会うまで誰も知らない
ゆみこのテニスが凄い、普段おっとりしているのに人を殺しそうな目になる
柊が着ていたセーラー服は、ゆみこが持って行ってしまう
うららが水筒を買ってくれた時にポケットから出すお茶の数々

本が埋もれているので正確じゃないけれど
これらの原作の好きな場面がいっこもないんだもん。
壁登りだした時は
『かつ丼持ってない、いや、それは話が違う』ってなったし。

なのに、時折
原作通りの言葉が聞こえてくるから
よけい違いにばかり気を取られた。

さつきからもらった鈴を大切に大切にあつかう等がとても良かったので残念。

映像は美しく世界観も嫌いじゃない。
原作は「ムーンライト・シャドウ」だと知らなければ
もう少し好きになれたと思う。
「キッチン」はあんなに違っているのに大好きな映画なので何が違うのだろう?

ボートのシーンはアラーキーの「東京日和」かと思いました。
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「14歳の栞」

2021-03-31 23:50:00 | 映画
ようやっと頭が回るようになったので、久し振りに映画館へ。

うんうんうん。
男子はがちゃがちゃウザイよね
消しゴムぶつけてきたりするよね、意味わからんアイツら。

出席簿が男女混合だったり
制服で登校するのにジャージで授業
ひとクラス35人
とか
私の時とは違うことが沢山あるのに
ココロは案外変わらない。

体格も心も成長はバラバラで
14歳でくくることなんて出来ないって
バカな大人は解った方がいい。本当に。

あんなに狭い世界なのにあれが全てなので
『世の中は大体解った。つまらん』と
見切った気になってたわ、うん。
人生って人付き合いって面倒くさいって思ってたわ。
本当に狭い世界なのに
絶望は一人前の重さで、ツライもんだよ全く。
乗り切れば
もっと広い空が見えるようになるのに
それはワカラナイ14歳の身の丈。

あー
生き延びたんだな、って泣けたよ。
あの頃の嫌な先生も同級生も
懐かしくなんてならないで薄まってよく覚えてないもん。
よくできたもので
楽しいことも忘れちゃったりするけど、あはは。
なんか気配は残ってる。

大人になんかなんねーよ、いなくなるから。

思い続けた10代だけれど
今は楽しいんで
生き延びて良かったホント。

みんなのビデオの特大版が14歳のひと月ちょっと。
大人になったら見てニヤニヤして下さい
2年6組。
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「すばらしき世界」

2021-02-25 23:55:18 | 映画
「今度ばっかりは堅気ぞ」
前科10犯刑務所に入ること6回
その6回目13年の刑期を終えて出所した三上の
自分に言い聞かせるかのような言葉。

前科者、まして元暴力団員が
ひと昔の数え方が10年だった頃とはすっかり変わってしまった『一般世間』で
どうやって生きてゆくのか。

こういう人 知ってるんだ。
殺人はしてないけれど
口先だけで人をだましたり会社の金を持ち逃げしたり
そういうことで出たり入ったりしてた。
偽名を使うことなんて「こんにちは」みたいにするするとしていた。
してはいけないことの境を自分で広げたり狭めたり勝手にする人だった。

でも三上は
真っすぐだったな。
真っ当に育つことが出来なかったから
頭の中で作り上げた『正義』がまじりっけなしになって
「だってみんな弱い者いじめはしてはいけないって言うでしょう」が純度100%になってしまった。
そりゃ生きづらいだろうし付き合いづらいよ。
極道に、なっちゃうよね。

「全てに関わっていけるほど人間は強くないんだ。逃げることは敗北じゃないよ」
身元引受人の言葉がとても辛かった。
三上に良くしてくれる人たちも
ある人には優しく接する人たちも
100%の善人はいなくて
それは観ている自分もそうで
苦しくて泣いてしまった。

西川監督、
「すばらしき世界」はどこにありますか?


長澤まさみ、なんかスゲェ女優になってた。
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「花束みたいな恋をした」

2021-02-19 23:43:54 | 映画
2021.2.18

*書き終わったらネタバレしてましたー

ラブストーリーはあまり観に行かないので保留してたら
サブカルのラブストーリー、みたいな感想を目にして
「おっ」となったので。

運命の出会いなんてありゃしねぇんだよ、とグレてたのは
20世紀にサブカルしてたワタクシ。
あんなに趣味が合ったらソッコー友達になっちゃったなぁ、
人生の恋愛比重が少なすぎだからか。
若者で混んでいましたが
「押井守」「粋な夜電波」の二つは解ったのだろうか彼ら?
うひゃうひゃしてたの私だけっぽかったけど。

いつでも少しだけ絹が引っ張ってた。
麦の前に回り込んで「押井守いましたよね」って言ってからずっと。
他の人たちに通じない言葉で話してる二人は
楽しくて楽しくて
出会ったのは必然、くらいにしっくりきたんでしょ。
(恋は誰しもそう思うものだった、そういえば)
学生さんの気楽さも拍車をかけたね。
一緒に住んで沢山時間を過ごしてその分年を取って
色々なことが変わるのあたり前じゃん。
そこから持ちこたえるにはどうしたら良かったんだろうか。
女は現実的で男は夢見がち
よく言われるけど(少年のココロとかさ)
でも
「仕事はそういうもんじゃないんだ」
「前に一度観た芝居でしょ」
麦の方がスゲェつまんないこと言うようになって
絹はもう少し自由だった。
広告代理店両親に鍛えられてたからかな。

それにしても麦よ
30年連れ添った夫婦が言うような結婚生活の話からのアレはなんだ?
お前にとって結婚とは何なのだ?
そして私の周りで語られていた
「男が先に泣き始めると、こりゃダメだって思うよね」理論からいうと
ダメ男くんに分類だぞ。

でもまあ
恋愛って誰しもバカになっちゃうものなんで
キレイな顔したオタク同士の恋物語、面白かったです。
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「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き」

2021-01-26 23:43:37 | 映画
うむ、長い。
猫好き、ネコ歩きファンの度合いはディープなんだが
途中眠くなってしまった。
猫たちごめんなさい。
君たちはかわいいし大きいスクリーンで観られてうひゃうひゃだったよ。
牛小屋に住む大家族にゃんもミャンマーのにゃんもかわいいんだ、ホント。
たただ
ちと長いんだ。

中村君のナレーションも内容が凡庸で
中村君である意味は?

多分ひとりで画面に向かって
「なにやってんの?」
「落っこちるよ!」
などと話しかけながら観ると楽しさ10倍だとおもう。
難しいな、映画化。

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