もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「飛ぶ教室」

2005-01-28 18:31:12 | 2004年の映画
子供の頃読んだ懐かしい物語。

ギムナジウムに転校してきた男の子を中心に
通学生のグループとのケンカや
小さな事件。
ささいな日常。
理解のある先生、無い先生。

なんだか泣けてしまった。
子供時代をとてもきちんと描いてある。
そうそう、子供のときって
こんなことで切なくなったり
楽しくなったりしてたんだっけ。

そこにベルリンの壁崩壊のことも絡ませ、
かつて子供だった先生のエピソードもある。

心が温まるいい映画。
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「再見」

2005-01-28 18:10:17 | 2004年の映画
中国映画。

貧しくても仲良く暮らしていた
音楽教師の父と優しい母と、
4人の兄弟姉妹。
ある日
両親の突然の死によって
バラバラに生きなければならなくなる。

この子供時代の場面が
泣ける~。
素朴でかわいいのだ。

大人になった二番目の女の子は
指揮者として成功して帰国し
兄妹を探し始める。

この現代が、いまひとつ。

でも、いい映画。
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「ジョゼと虎と魚たち」

2005-01-26 11:37:52 | 2004年の映画
ロマンチックな映画だな~と思った。
多分、少数意見だろう。

フツーの大学生恒夫が
障害のある女の子、ジョゼに出会う。

気が強くて、かわいげがなくて、
憎まれ口の天才、ジョゼ。
おばあさんに隠されて
ひっそりと暮らしていた。

乳母車での朝の秘密の散歩の途中
アクシデントで出会った二人。

恒夫はジョゼに興味を持ち
それがいつしか恋になっていく。

途中で元カノとジョゼの対決があるが、
そこでのジョゼの台詞が小気味いい。

障害者の恋物語なんていう冠のいらない
普通の恋愛映画というか青春映画というか、
胸が切なくなるというのは、こういうことだったなぁ。
とカンジた。
ラストの彼女の強さがとても好きだ。

妻夫木くんもいいが、
池脇千鶴も「金髪の草原」からすごい進化している。
ジョゼにぴったり。

ただ、ジョゼのおばあさんが
どうしてもおじいさんに見えてしまって困った。
女優さんなんですけどね。
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「インファナル・アフェア」

2005-01-26 11:28:50 | 2004年の映画
映画好きに評判が高かったので、
名画座で。

香港の黒社会と警察。
お互いに潜入者を送り込んでいて、
繰り広げられる
捜査での抜きつ抜かれつ。

緊迫した場面の連続につぐ連続。
とうぜん沢山の血が流れるが
ギャング映画の苦手な私も見入ってしまう。

自分の立ち位置に苦悩する二人を演じる
トニー・レオンとアンディ・ラウがはまり役。
さらに周囲の人々も上手い。

無間地獄

まさしく、なタイトル。

警察学校で一瞬交差する若き日の二人を描いた
Ⅱもまた傑作。
Ⅲがあるそうで楽しみである。
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「アイデン&ティティ」

2005-01-25 22:42:52 | 2004年の映画
田口トモロヲ初監督作品で
クドカン脚本で
大森南朋くんと獅童くんじゃ見逃せない。

バンドブームに乗っかって
デビューしたものの
一発屋となってしまったバンド。
曲のタイトルが『悪魔とドライブ』
って・・・。

追っかけギャル(笑)とやっちゃう、
ダメなメンバーを切り捨てる話がでるなど
バンドブームの頃はあったんだろうな、
のエピソードに笑える。

突然現れた
ハーモニカ吹いてる”ロックの神様”
最後まで謎だ。

「売れる歌」と「歌いたい歌」
の間で悩むのはバンドなら必然なのかも。

バンド好きにはお奨めの一本。
青春映画としてもいい。

獅童くんのジョニーカッコ良し。
南朋くんはベース。
が、主役を演じた本物のバンドマン峯田和伸
かなりの好演で印象深い。

麻生久美子、今回も良し。
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「半落ち」

2005-01-25 22:20:47 | 2004年の映画
原作も読んでいなかったのだが、
ひょんなことで観た一本。
それが良作だった。

警察用語で全てを自供することを「完落ち」
「半落ち」とは自供が完全ではないことらしい。

妻を殺したと自首してきた警察官。
その理由だけでぐっとくるのに
隠している2日間にさらに
胸を打つ真相が隠されている。

身内の犯罪をあつかう警察の内部も描かれ
見ごたえのある作品。

人間の尊厳
なんて普段考えないことを考えた。
泣けます。
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「幸福の鐘」

2005-01-24 21:19:38 | 2004年の映画
いきなり勤め先の工場が倒産して
あてどなく歩き始める男。

目の前で人が死んだり
偶然大金を手にして
それを持ち逃げされたり。

いろんな出来事に出会ってゆく間
彼はずっと無口だ。

そして最後は家に帰ってゆく。

SABU監督作品としてはめずらしい
普通の人を描いた作品。
でも、結構人が死ぬけどね。

ハッピーエンドかといわれれば
そうでもないのだが、
何故かほのぼのした。

寺島進は北野作品より
「空の穴」や「おかえり」の方が好きな私には良かった。
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「ドラッグストア・ガール」

2005-01-24 21:00:00 | 2004年の映画
田中麗奈×宮藤官九郎
ときては見逃せない。

麗奈ちゃんがかわいくて、
すっとんきょうな女の子だった。
ラクロス姿もキュート。

濃~いおじさん俳優達が
やりすぎ感ありつつも、はまっていた。
笑えた~。

荒川良々って改めていいなー。
唯一無二のキャラを再確認。
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「10ミニッツ・オールダー」

2005-01-24 20:55:25 | 2004年の映画
7人の監督が一作品を10分で仕上げたオムニバス。

おきにいりの監督
アキ・カウリスマキ「結婚は10分で決める」
ジム・ジャームッシュ「女優のブレイクタイム」
チェン・カイコー「夢幻百花」
の3本はやはり楽しめた。

スパイク・リー「ゴアVSブッシュ」
は、なるほどな、という作品。

思いのほか良かったのが
ヴェルナー・ヘルツォーク「失われた一万年」
ヴイクトル・エリセ「ライフライン」

ヴィム・ヴェンダース「トローナからの12マイル」
はいまひとつか。
この監督、好きかもと思っていた時期もあるんだけど
作品によるなぁ。
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「ヴァイブレータ」

2005-01-23 15:20:28 | 2004年の映画
金髪の大森南朋くんにひかれていったら、
大ヒット。

私にはイタイ映画だった。
リアルな痛み。

食べ吐き、じゃなくても
精神的に近いとことまで行ったことがあるので。

でもそれを感じない幸せな女性もいるんだろうなぁ、と
ぼんやり考えたりして。

イタイけど、見たことを幸福だと思える大切な映画。

美人でもなく、
妙にエロい身体を持った寺島しのぶ、
だからこそリアリティがあったんだと思う。
体当たり演技、
なんて陳腐な表現には収まらないモノを表現していた。
凄みがあった。

お気に入り女優追加か?

南朋くんの金髪最高。
受けの演技もすごくよかった。

お風呂場のシーン、
泣いたから、
本気で。

ガテン系、これから好きになりそう、と思った帰り道。
でもその時だけでしたケド(笑)

あんな男、いないよな。
あんな女、はいるんだけどね。
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