あと一歩だけ、前に進もう

スガさんがTVで歌ってた。

ブログでも書いていたので
「被災された人たちに、あと一歩は厳しかろう」
勝手に思っていたイメージが違うことに気がつく。
映像は、やっぱ伝わる。
良いことも悪いことも。

「あと一歩」それぞれの人の、今の状態からの一歩ですね。
すり足みたいな一歩も
いつもの歩幅に近い一歩も
大きく一歩も
全て等しく一歩前に進むこと。

私は私の一歩で。
年度末と震災がらみで仕事がえらいことになっており
よれよれのよれ、ですが。
金曜日から4月なんてワシは聞いとらん！
などと
だはんこいてみたりしてます。

身体は正直ケロ

うーん。今読んでいる山本文緒の「再婚生活」に
影響されているケロ。

そ～か。
やっぱり背中のバリバリも食欲の波の高低も
睡眠のパターン悪化も
調子悪いんだよなー。
本と同じだもん。

原発のニュースだけになんとか絞らないと
こっちが先に寝込むかも。

ＭステのCoccoは魂がむき出しすぎて
隣で手を握ってあげたくなったよ。
もはやシャーマンのようだが
彼女も人間であるケロ。
すがって子泣き爺みたいに重くなってはいけないケロ。

私のココロのエネルギーはなにかしら？
メーターがエンプティ近し。

わたしが枝野くんだったら、

「ほな、どないせっちゅうーんじゃ！」と
あの記者会見場で
何日も前に
すでに怒鳴っていると思います。

安全を担保しろという口で
安全基準の根拠が曖昧で農家大変
と言ってたTVの人
はい、そこのあなた。
私は根に持つタイプなので忘れないから。

今は言葉を選びに選ぶときなので
とりあえず
会社の一番厚いファイルで後ろから横殴りしといたから。
頭の中で。


お前らみんな馬脚だ、馬脚。

さくさくと日常生活 さて、しかしだ

昨日関東地方、余震沢山の場所より電話あり
まあ、やはり、スーパーの棚がカラだって。
で、老人世帯なので
「なんでも『くわしくはHPで』って言われても困る」
そりゃそうだ。
なんとかしなさいよ、あんたたち！（ぜひおすぎさんで）
年寄り大国なんだから、あたりまえでしょ。

『大事なことはPCできる人に調べてもらうように、町内会でしたら？』
とは言っておいたが
情報難民大量発生じゃなかろうか？

そうして
こういう時に底が割れる人多し。
腹黒くて腹の中をひっくり返して洗っても、真っ黒な人。
震災に関することで、そこ攻撃したり揚げ足取ったりするんだ。
ふーん。
難しいのは『何よ、善意でやってやってんのに！』て人もね。
急に『善人』に振れた人はリバウンドで人を責めだすのも早いから。
宮本輝が書いていた”泥棒犬みたいな目”の人たち。


身体の強張りが取れないので
PC前で♪スティービーワンダー　と歌いながら横揺れしてます。
意味も無くテンションあがる～。
ちゃんと歌える歌があったら、も少しスティービー気分。
惜しい。
（そうか？そうなのか？・爆）

街では、若者もおばちゃんも話の合間に震災の話題が。
それ以外はフツーでGO。

大丈夫でありますように

Coccoの映画のタイトルだっけ。

「大丈夫だよ」と言い切るパワーはちょっとないので
祈りの形で。


10年くらい疎遠になっていた知り合いが住んでいる町の名前が、一瞬TVに。
お子さん3人が特徴のある名前なので、避難者名簿検索してみた。
うわわ！やっぱり避難してるのね。
田野畑村の佐々木さん。
ずっと前に、Slidersやルースーターズの話で盛り上がってた札幌の私です。
R＆Rオリンピックの写真送ってくれたよね。
どうぞ元気でいてね。
避難所って手紙は届かないのか？
今ゆうびんは岩手あてを受け付けてくれるのか、あとで探そう。

原発で戦っている50人は無名ではないだろうよ。
名前がちゃんとある人たちでしょ。
でも、
ヒーローにならないで伝説にならないで、フツーの父ちゃんに戻れますように。

東電は思いっきり馬脚をあらわしたわけだ。
この期に及んで「廃炉になります」ってか？
ハナから廃炉覚悟で進めていたわけじゃないことにびっくりしたよ。
この国に”原子力（発電所）の専門家”なんていねーんだな。

寄付しない人が有名人の寄付を薄笑いで話のタネに。
100円でもしてから言えや。
といいますか、ボンクラを自己申告されたわけですね。
以後そのように取り扱わさせていただきます。

避難している人の中に、心模様をお薬で持たせている人いるよね。
そういう人にもお薬をお願いしたい。
薬が無くなると思うだけでヤバイ人、
その気持ちがわかるだけに、表に見えないだけに、
心配だよ～。


みなさん、自分の持ち場でふぁいとでーす。
これからが長そうだから。

ここのところ やったこと

・チェーンメール止めた
　　～大事なメールが届かなくならないように。
　　　友達の友達の話ってのがよくわからない。
　　　私の友人は電気の節約は自分の判断で出来る。

・コンビニ1回100円募金
　　～最初に気張って500円いれたけれど、長続きが必要と思い直し。
　　　気前よくお札も入っていた。

・郵便局から赤十字に募金
　　～SIONにプレゼントを買う予定だったお金+あぶく銭ちょこっと

・節電
　　～普段からケチなのでコンセントは抜いている。
　　　TVよりラジオ
　　　あったら便利な電化製品はあまり持っていないので気持ち節電。

・無駄に怒らない
　　～TVにも東電にも政府にも買占めヤローにも、言いたいことは沢山あるが
　　　怒りのエネルギーは今はムダ。
　　　時々バカすぎて笑える時もあるし。


あと、怖いイメージに引き込まれやすい自分に注意。
神経はもちろん身体が緊張していて強張っている。痛い。
右手の小指ににさっぱり神経がいかなくて、
爪割れて紙で切ってドアにひっかけて切り傷＆打撲

SMAPのDVDや「水どう」の録画を見て笑う。
ONで見ると朝起きられないの～。


会社や街中が普通すぎて「え？」でしたが
普通に出来るところは日常を送ることが大事なんだと、自分で書いたばかりなのに。
『こんな時に笑いだの芸能だの不謹慎』
『非常時にはみんな暗い顔していろ』
いつのまにか、どこかで、なにかに、刷り込まれたイメージは
なかなか抜けないものですね。


ライジングかSMAPかとにかくおっきいLIVEで
またみんなで遊ぼうね。笑おうね。

TVばっか見てる場合じゃない

今ラジオからＭ9の情報。世界観測史上初か。


東京、横浜の友人親戚も無事だったのでひと安心。

しかしTVを見続けていると
奥尻を思い出す映像が何箇所もあって
怖くなって泣いたりするので
ラジオにしたり
寝る前は楽しいイメージが欲しいのでSMAPのDVDを。

「不景気な時ほど踊りましょう」は菊地さんから
「大変だといって楽しいことを辞めない」をばなりんから学んだ私は
昨日開通の新しい地下通路を歩きに行きました。
オープニングセレモニーは中止になってましたが
地下通路大盛況。
そして大変めずらしく「肉食べたい肉」と思ったので
”豚肉ねぎ塩焼き”食べました。
普段食べない分厚いお肉、おいしかった。

普通に生活できる人達は、いつも通り
楽しかったりヘコんだりする日常を送りましょう。
それが大切だと思う。

その上で
被災している人々に何が出来るかを
亡くなった方々には冥福を
祈りながら考えています。

原発は『やっちまったな！』なので
なるべく少ない被害で済みますように。
現場の人、一人亡くなってますし、
現在作業してる人も被爆しながらやってくれてます。
ある意味、一蓮托生ですからね。

官房長官落ち着いてて、
自分の中に言葉を落としこんで話しているので安心感あり。
昨日の会見のことですがこういうの発見
↓
枝野官房長官発言要旨：まじで落ち着け。海に近づくな。節電たのむわ。チェーンメールとか勘弁な。本当に落ち着け。あとマスコミな。ヘリの音とか取材自重しろ。被災者に配慮しろ。原発とか今全力で確認してるから分かってくれ。詳細は6時過ぎな。
～これまとめた人センス最高。

経験があるけれど、災害時の取材ヘリは本当に不快でしかない。
被災した人に話し聞かなくていいから。


明日出社したら大騒動間違いなし。
緊急連絡網が私のところまで来てないだけで、出てるんじゃないか。
東北に支店も得意先もある、医療に関係のある会社なので。
だから今日はゆっくりします。


そしてやっぱりテレ東最高！
夕べ、ジャパンカウントダウンやってたの見て大笑い。
怖いことばっか見てると気分が落ちて悪いイメージのループにはまる人にとってテレ東はオアシスだ。
被災していない私たちまで暗くなってどうする。
元気じゃないと誰も助けられないぞ。

東京行き 中止

SIONのLIVEが中止になりました。

飛行機も飛ぶかどうかわからず
あの混乱した東京に行ってどうする。

メールも電話も繋がらないの。
みんな無事でね元気でね。

TV見ていたらドキドキが止まらなくなったので
楽しいDVD見てから寝ます。

世界で牛豚が肉になる手順

要約するとそういう内容のルポルタージュ本を読みました。
タイトルを書くと面倒な人が来そうなのだな。
イラスト入りで面白く、興味深かった。

何年か前に少し話題になっていた本で
作者の新作レビューで思い出し
図書館に行ったらあったんだよね。

モンゴルでお客さんに羊を振舞う手順は
元・椎名誠ファンとしてはすでに知っていることでしたが
それ以外の国（もちろん日本も）の
牛豚が肉になるまでは知らなかったなぁ。
無知なまま、おいしく食べていたけれど、
知ったらますますおいしく食べようと思えた。
国によって職業に対する差別があったりなかったり、
自宅でお肉に出来る人が尊敬されたり、
文化だもんね、何をどう食べるかというのは。

人の口に入る食べ物を作るという職業は農業もそうだけど
プライドを持ってやれる大切な仕事のはずなのに
なんでか、今ってそうじゃないよね。
農業が工業化していくのは本来の意味からずれると思うんだけどな。

肉も魚も三つ葉ももずくも
おいしく食べて栄養にしまくって生きていくぜ。


差別や人を罵ることに情熱を傾ける人は
一生そういう心根で生きてゆかないとならないんだろう。
そして、他人の心の白い部分を妬んで「お前もどす黒くなれ」と呪う。
自分の中に白い部分を作ることにエネルギーは使えないんだね。
いるなぁ、身近にも。
そういうヤツを『かわいそう』と思うほど善人ではないので、
『てめぇだけどす黒く生きてきゃいいじゃん』と思う。
今まで絶大なる被害をこうむっているので。


う～、隔靴掻痒な文章になってますが
本に興味があるかたは、
ネットより頭の中で連想ゲームしてたどり着いて、
図書館で借りてね。

骸骨ビルの庭 ～ 宮本輝

１日で上下巻読破。

宮本輝は相性があまり良くないのだけれど
図書館に行ったらたまたま上下巻揃っていたので先週借りてきたもの。

読み物としての面白さを全く損なわずに
人が生きていく上の大切なこと
生命の本質について
人間の業
それらをダイナミックにかつ繊細に書き上げている。

宮本輝は小説の娯楽性を否定せず
観念のみにて書き上げられるたぐいの私小説が上である
などという輩は相手にしない。
そういうことをエッセイや対談集で読んでいたが
「錦繍」「流転の海」以外はいまひとつなじめなかった。
ただ
唯一持っている中上健次との対談は傍線を引くぐらい熟読。

その、傍線を引いた箇所と同じことを
この作品で
物語に入りやすく、平易に
そして本質はひとつも曲げずに
ぐいぐいと読み進められる読み物として書き上げたのだろう。

だってすごく面白いもの。
止まらなかったもの。

『なにが本当なのかを言葉で説明しろ』
そういう人にも解り易いはずだけれど
心底解ろうとしていない人には
ただ設定をドラマティックにしただけにしか思えないでしょう。


そういう意味ではばなりんと同じ味わいで
文庫になったら手元に置いて傍線引きまくりたい。
久々に『本を読んだなぁ』と思った作品。