もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「力道山」

2006-03-31 23:07:55 | 韓国映画
力道山は、
強くて悲しいヒーローだったのだね。

相撲部屋でのシゴキは、差別からその酷さを増した。
力で先輩を圧倒し
策を弄して後ろ盾を得て関取にはなったけれど、
差別はついて回った。
荒れる力道山の目の前に現れた道”プロレス”
人種差別が無いという本場アメリカに渡り修行をして
”強きもの”として帰国し、
敗戦に打ちひしがれる日本人たちに
アメリカ人を打ち負かすヒーローとなった力道山。
けれど、
強くなることは孤独になることだった。
愛したものも、後ろ盾となってくれた人をも
心から信じることができなくなってしまう。

彼を引き上げ”力道山”の名をくれた恩人の菅野が、
仕事としてのプロレスの為に八百長を仕掛ける。
なのに、
その試合で一方的に攻撃される力道山を見る菅野の瞳は
とても悲しげだった。

最後まで、ヒーローから降りることができずに
死に向かってしまった力道山。
彼はあの時代、どのくらい人々に希望を与えていたのだろう

カメレオン俳優、ソル・ギョングは
体重を増やすのみならず、
ブレーンバスターなどの大技まで本人がやっていて
その迫力ときたら、まさに本物級。
演技はもちろん、文句なし。

菅野の藤竜也もとても魅力的な人物だった。
中谷美紀は美しいです。
本物のプロレスラー達もちゃんと演技ができていた。

余談だけど、
相撲部屋で逃げちゃった弟子は
ドラマ「天までとどけ」の五郎兄ちゃんだったのでは?
コメント (4)
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ローリングさん。

2006-03-30 22:10:48 | 音楽
一緒にLIVEに言った友人は
「ストーンズを知らないなんて、信じられない!」
という人ですが、
ラジオでは
「ローリングさんの曲を知らないんですが、
券をもらったんで行きます」
という人もいました。
それを含め31000人。
たとえ、イントロのギターが、
「お~や?」だろうと
「昔の曲ばっか」だろうと、
ストーンズはもう伝統芸能ですから、
カッコ良きゃなんでもいいです。
62歳がステージを走り回りながら、
息も切らせず歌うのを見られて、
HAPPYではありませんか。

お客がこれまた平均年齢高いこと高いこと。
スタンド席は2時間立っていることが出来ない方が
多々おりました。
LIVEなんて何十年ぶりとかなのかな?
熟年にHAPPYを与えるストーンズは
やっぱスゴイです。

ステージセットの立て込みは
三日間徹夜というのを小耳にして、
またびっくり。

あれやこれやもっとありますが、
とにかく楽しい夜でした。
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ストーンズ IN 札幌ドーム

2006-03-29 23:42:06 | 音楽
16年ぶりにストーンズを観ました。
ものすごくカッコ良かった!
キースがカッコ良かった!
ミックは元気だった!
めちゃくちゃパワフルな60代を観たね。
「なまら」ってミックに教えたのは誰だ?
あああ、
とにかくカッコ良かったです~。
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武士のような0L「生協の白石さん」を読む

2006-03-28 19:40:10 | Weblog
職場の人に無理やり貸されたので、
会社で休み時間に急いで読んで
さっさと返したとのこと。
「面白かったでしょー」というと
「面白いっていうか、頭の回転のいい人なんだなと思った」
「くすっと笑えたでしょー」
「いや、早く読もうと思ってただけ」
うーん、
彼女は何を見たら爆笑するんだろう?
ジャッキー・チェンの映画は好きだから
笑っているとは思うんだけどね。
あ、もちろん会って喋った時の
私の小ネタには軽く笑ってます。
が、爆笑は見たことないなぁ。
笑わないところも武士っぽいところなんだよね。
コメント (2)
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ストーンズ来札!

2006-03-28 19:21:45 | 音楽
さっきニュースでやっていました。
ストーンズが北海道にやってきましたよ!
専用ジェットとかでやってきたのかな。
さすがに東京よりは少なかったので、
握手してもらってる人とかいた、スゲー。
ワタシなら腰ぬけてます。

そーか、
明日はオープニングアクトがいるんだね。
トイレもゆっくり行けるな。
(失礼)
でも、ビール飲みながらなんて悠長には見られないし、
ミニチュア瓶とか持ち込んで酔っ払ってる場合じゃない。
けどけど、シラフだと緊張して気持ち悪くなりそうだ~。

ああ、着ていくもの考えなくちゃ。
なんか、おだってきた~。
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ひぇ~!

2006-03-27 23:40:54 | Weblog
沖縄にお引越しの友達とご飯をしてきたら、
ビデオの録画に失敗してました。
きゃ~!
仕方ないから寝るっす・・・。
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ラストジャンプ

2006-03-26 20:38:53 | サッカー とか
地域限定の話題ですが、
夕べは原田と宮平二人のジャンパーの
(正確には全部で5人引退)
ラストジャンプが放送されていた。
いつもだとジャンプ中継は
風の具合や、雪質や、
飛び出しの姿勢などを解説しているのに、
昨日は情緒たっぷりの解説&中継。
一本目と二本目の間のインタビューで、
すでに泣かそうとしていた。

引退する選手の中には、
20歳や22歳の若手もいて、
競技生活を続けていく大変さがうかがえる。
原田選手はコーチに、
宮平選手は針やマッサージの勉強をして、
選手をサポートする側に回るとのこと。
ジャンプ人口も減ってきていて
厳しいとは思うけれど、
がんばっていってほしいなぁ。
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「東京タワー」

2006-03-26 20:26:11 | お家で映画
岡田君はカッコ良かったです。
が、
原作を読んだ時にも思ったこと
詩史からの電話を待ち続ける透は、
ちっともステキじゃない。
ダンナとのハイソな生活を手放す気もなく、
透との恋愛を楽しむ詩史には、なんだかリアリティがないし
深みも魅力もない。
(それにしても、ダンナが岸谷五郎とは)
それに引き換え、
サイドストーリーであるはずの
喜美子と耕二のエピソードには引き込まれた。
ダンナを、
自分がいなければなにもできなくしたてあげたのに、
思い通りの結婚生活が送れずに、苛立つ喜美子。
彼女が耕二に溺れていく様は、
美しくもなく痛々しいほどにリアル。
そして、クラブにエプロン姿で現れる場面は、
鬼気迫るものがあった。
さらに、フラメンコの場面での迫力と、
狂気じみた耕二との別れの場面。
印象に残る場面は、主役のはずの黒木瞳を上回る。
これは寺島しのぶの力量だろう。

ちょっと崩れた感じのする耕二を演じる松本君も結構良かった。
あとは、サービスカット?!の岡田君のシャワーシーンとか、
全体的に美しい画面は良かったんだけれど、
映画館で観なくて良かったなぁ。
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触れもせで 久世光彦

2006-03-25 20:05:18 | BOOK
昨日から懐かしの少女マンガをふいに読み始め
同じサイズなので棚にまぎれていたのを。

先日亡くなった久世光彦が
向田邦子との二十年を綴ったエッセイ。
彼は
突然の飛行機事故で亡くなった向田の最後を
~あの人のラストシーンは、なんだか周到に用意されたものだったような気がしてならないのである~
と綴っている。
老いる姿も、病み衰える姿も見せずに、
美しく出来の良い姉のようなまま、
忽然と姿を消した向田邦子を。
そうして、本人もそのように亡くなってしまった。
残された者が唖然呆然としたのは、同じことだろう。

なんだか、
あの世という場所で
二人が
「うまく消えたよね、お互い」
と笑い合っている気がしてしまう。
そうして、昭和初期の話なんかをしているような。
52歳で亡くなった向田は
「あなた老けたわね」と笑っていそうだ。

私は高校時代から向田邦子が好きで読んでいたが、
(ドラマはもっと前)
年齢を重ねて読むとその上手さが解る作品も多い。
ドラマも何かの折にNHKの古い作品を観ることがあるが、
子供の時とは違うところに感心をする。
子供にも大人にも楽しめて、
何気ない人生の深さを描き出すシナリオ作家というのは、
今はいないだろう。
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真っ赤なスカーフ

2006-03-24 20:53:44 | 音楽
宇宙戦艦ヤマトのエンディングテーマで、
宮川泰さんの出棺の時にかかってました。

いわゆる、アニソンが好きです。
今のアニメはアーティストが歌うのが主流のようですが、
やっぱり作品に合わせて作られて、
ささきいさお、水木一郎、堀江美津子etc
が歌うのが好きだなあ。
(トシがわかるというもの)

カラオケで歌うアニソンは「タッチ」と
♪アッコちゃん来るかと表の通りまで出てみたら~
という「秘密のアッコちゃん」のエンディング。
あとは、ヤマトもハイジも999も花の子ルンルンも
家で一人で歌っています。
(それはそれで怪しい)

宮川泰さんの名作「恋のバカンス」
実はハモれませんのじゃ。

久世さんもそうだし、
私たちが楽しんだ文化を創ってくれた大人がいなくなっていくのは
淋しいなあ。
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