2020年6月20日、nanaちゃんが亡くなりました。ちょうど1月前です。
3月下旬に急に食べなくなり、珍しく嘔吐もしたので動物病院で診察。
少し前に血液検査をしていて異常なしだったのですが、再度検査しても変化なし。
「胃腸炎では?」
ということで、投薬開始。
しばらくして、下痢と血液の混じった胃液を吐き、抗生剤とステロイドの投薬に。
吐き気は収まりましたが、相変わらず食べない。この時点でチュールしか口にしない状態。でも元気。これがGW明けの状況。
血液検査の結果から、腫瘍ではないと思う、との見立てで輸液を開始。
3回続けた結果元気になり、食欲も戻りましたが、それもつかの間。
このままでは食べないことにより死んでしまうのでは?と流動食を注入器で与えることに。
口に入れると食べてくれるので、高栄養なフードを探し、食べさせていました。しかし流動食の限界で、体重は減るばかり。
歩くことは可能で、ベッドの昇り降り等もできる体力はありましたが、大半の時間身体を横たえ静かにしていました。(5月下旬)
レントゲン検査の結果、腹水が溜まっていること、便が溜まっていること、そして腹水のため、はっきりしないながら腫れものがあることが判明。
ただちに、利尿剤と抗生剤注射。
1週間後腹水が減り、診察の結果、腫物は消化器性リンパ腫と判明。(亡くなる2週間前)
すぐに抗がん剤治療をスタート。
しばらくは落ち着いていたのですが、2回目の抗がん投与2日前、帰宅したらnanaちゃんの調子がおかしい。
倒れこんで歩くこともままならず。失禁と吐いた跡も。
しばらく様子を見ながら、手を添えて歩かせてもすぐ倒れる。
結局歩けるようになったのは夜も遅くなってから。
翌日は抗がん投薬の日。
私はオンライン会議の日だったので、終日在宅。
会議が終わり、昼ご飯を食べさせたのが13時。その時点では何事もなかったのですが、15時過ぎ、吐く音がしたかと思うと、寝室にいたnanaちゃんがリビングによろけるように歩いてきました。
抱きかかえると全身痙攣が始まり、約1時間にわたって苦しみました。大きな声で鳴いて苦しさを訴えるnanaちゃん。
なんとか収まったのが17時前。
動物病院は午後は17時から診療で、この時間に抗がん治療に行く予定でしたが、電話をし、もう少し落ち着いてから行くことに。
様子を見極め、17時半ごろ病院に。(自宅から徒歩5分弱なのです)
病院に着いても軽い震えはは収まらないnanaちゃん。
先生は危険性を説明したうえで、直ちに鎮静剤を注射。抗がん剤は中断ということになりました。
3時間ほどで意識が戻る、とのことでしたが、ずっと眠り続けるnanaちゃん。呼吸も荒く深夜2時ごろまで荒い呼吸が続きました。
翌日、うとうとした私が目覚めるとnanaちゃんの呼吸は平常に。
その日は土曜。(亡くなる1週間前)
朝9時にすぐ病院に。平常に戻ったnanaちゃんの診察を終え、次に全身痙攣が起きたら危ないと。。
その場合は鎮静剤で安楽死もありえることを説明されました。
以来、亡くなるまでの1週間は発作もなく、落ち着いた様子でしたが、体力はめっきり衰えました。
水を飲むこと、トイレに行くこと、私が寝るとベッドに来ること、それ以外はずっとリビングの床に横たわるだけ。
猫用ベッドに入れても、すぐ床に移動してしまいます。熱が高い状態でもなく、触ると冷たい身体なのに。
仕事で終日家を空ける日が続くため、ペット見守りカメラ(ネットワークカメラ)を購入し、不在時のnanaちゃんの様子を頻繁に確認し、用事が終わるとすぐに帰宅。
ずっとnanaちゃんの傍にいました。
亡くなる前日の金曜には、トイレで座り込むようになり、残された時間は少ないと覚悟。
但し体調は落ち着いておりそれだけが救いでした。
nanaちゃんのお気に入りの場所に抱えながら座らせ、よく涼んでいたベランダにも一緒に出てnanaちゃんに最後のお別れをさせました。
この日も私が休むとベッドに上がるnanaちゃん。
やがて元気な時と同様のいびきをかいて眠る姿に、「nanaちゃん、しっかり眠れているね」安堵する私。
明け方、ベッドから降りようとする気配で、抱きかかえおろしました。
亡くなる当日の朝(土曜日)、目覚めてリビングに行くと、あいかわらず床に寝たままのnanaちゃんが、うんちを漏らしていました。
「nanaちゃん、トイレに行けなかったんだね。でもうんちが出て良かったね」
濡れタオルで身体を拭いてあげました。
7時半ごろ、兄弟たちに食事をさせた後、nanaちゃんを抱え、流動食の食事介助。
いつものように食べ、口を拭いて背中をさすっていたら、突然nanaちゃんの首がガクッと前に落ちました。
「nanaちゃん、nanaちゃん」呼び続けながら、ずっと抱いていました。かすかにあったと思えた鼓動が終わり、そのまま私の腕の中で亡くなりました。
朝の8時ごろでした。
↓前日の発作が嘘のように静かに休むnanaちゃん。亡くなる1週間前の6月13日の写真です。
おでこさんの元で猫生を全うされたことでしょう。
私も昨年夏18歳10ヶ月の愛猫とーますを亡くしました。
腎臓機能が低下していたようです。
うちも腕の中で逝きました。
ある意味幸せな最後だったと思うようにしています。
おでこさん、どうか気を落とさないように。
いつか見送る日がくることはわかっていましたが、こんなに早く来るとは、と信じられません。
まだ夢の中のようです。
でもコメント、心に沁みました。ありがとうございます、ありがとうございます。