モノクロ写真はカラー写真のように色情報が無いことが理由なのか玄人っぽい写真が撮れます。
さらに記録性よりも、作品性が高くなることがわかってきたよう感じています。
それを踏まえ、横浜大桟橋から「モノクロの海」をテーマに撮影しました。
タイトル写真は、ポツンと佇む「巨大な」飛鳥IIです。
飛鳥IIは豪華絢爛な大型客船ではありますが、それを小さくちょっと寂しげな写真に仕上げてみました。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/640sec F9.0 ±0.0EV ISO200
結構なスピードで進む小型船を撮影しました。構図的にこの船舶をどこに配置するか悩みました。
視界から消えるまで10秒程度だったと思いますが、波の跡を飛行機雲に見立てることを思いつき、右側に配置して撮影しました。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/640sec F9.0 ±0.0EV ISO200
横浜港に係留されていた繋離船の一つを大きくダイナミックに切り取ってみました。37mm相当の単焦点レンズで広角とは言いがたいスペックですが、広角レンズで撮影したような迫力になりました。
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/500sec F7.1 ±0.0EV ISO200
飛鳥IIの一部を右側に入れて、いかにも「桟橋から撮りました」感を出してみました。
横浜ランドマークタワーやヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、よこはまコスモワールドの大観覧車が奥に見えます。
どちらが主役のなの?と問われれば「両方です」と答えます!
※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/3200sec F4.0 ±0.0EV ISO200
OLYMPUS PEN E-P3と単焦点レンズであるM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8という、機動力と画質を重視した組み合わせでの撮影でした。
海のロケーションにおいては青さに目を奪われるところですが、あえてモノクロにすることで時間が止まり、作品性の強い写真になるのだと思いました。