先日フィルムカメラのEOS KISS 5 で上野動物園の動物たちを撮影しましたが、望遠レンズであるEF70-300mm F4-5.6 IS USMで撮影するにはちょっと自信がなかったのでデジタルカメラを持参、いわゆる保険をかけておきました。
デジカメで撮影といっても、一眼カメラを持っていったら「何のためにフィルムカメラで撮影しているのか?」ということになってしまいそうなので、控えめに・でも同様に望遠撮影ができるOLYMPUS SP-820UZで撮影しました。
タイトル写真はフィルムカメラでの撮影と同時刻に撮影した「カバ」です。一見するとどちらの機材で撮影したか全くわかりません。
2012年のコンデジはすでにフィルム一眼の画質と同様もしくは超えてしまっていたようです。
スマトラトラです。
観覧客が多く、アクリル板越しでの撮影になることもあり、フィルムカメラで撮影することは避け、SP-820UZで撮影しました。
こちらに向かってくる姿がとても勇猛に見えます。これ以降こんなチャンスは巡ってきませんでした。
※OLYMPUS STYLUS SP-820UZで撮影:1/40sec F5.2 ±0.0EV 260mm相当 ISO800
ガラパゴスゾウガメです。
両性爬虫類館にて飼育されており、かなり近くからの撮影でした。
あまりの大きさに感動しました。
「両性爬虫類館」はアロワナなども展示されており、昔あった上野水族館の雰囲気を残していてちょっとだけノスタルジックな気持ちになりました。
※OLYMPUS STYLUS SP-820UZで撮影:1/40sec F4.8 ±0.0EV 76mm相当 ISO160
カンガルーです。
飼育小屋の網が非常にこまかかったためフィルムカメラでの撮影は避け、SP-820UZで撮影したところ、予想以上にきれいに撮影できました。
小型のカンガルーだったせいもあったため最初はワラビーと間違えました。恥ずかしい。
※OLYMPUS STYLUS SP-820UZで撮影:1/160sec F5.6 ±0.0EV 76mm相当 ISO80
やはり一発勝負のフィルムカメラはいろんな意味で緊張します。
フィルム1本500円・同時プリント現像代が500円なんて時代であれば、いち動物あたり3~5枚くらいシャッターを切れますが、今の世の中フィルム1本1,500円、現像が800円、プリント代が1,7000円弱、合計4,000円くらいであることを考えると、シャッターを切ることを温存するのは致し方ないと思います。
昔のようにとはいいませんが、APSフィルムのど真ん中を駆けてきた世代としては、フィルム1本込み込みで1,500円~2,000円くらいで収める時代がまた来るといいなぁと思っています。