カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

ハーフカメラはコストパフォーマンスが高いお得なカメラ

2025年01月11日 08時30分00秒 | カメラ

2024年の夏にPENTAXよりフィルムのハーフカメラのNEWモデルである「PENTAX 17」が発売されました。

学生の頃に発売された「写ルンです」が物珍しかった私としては、それ以前の「ハーフカメラ」なるものは36枚撮りのフィルムで72枚撮れる廉価なイメージでした。

フィルム単価も高額になった現在においてはコスパの高いカメラとして注目されているようです。


できればPENTAX 17を購入したかったのですが、2025年1月現在、売価が約80,000円と私にとっては高額だったため断しました。

代わりに「KODAK EKTAR H35」というハーフカメラを新品購入し、ハーフ写真の雰囲気を味わってみました。


タイトル写真はJR横浜駅、東海道線東京方面ホームから撮影した横須賀線です。

ありきたりな風景は、スマホでも撮影することはありませんが、そんな風景だからこそフィルムに残しておきたい衝動に駆られました。



KODAK EKTAR H35の外観です。

素材はオールプラスチックになります。皮っぽい部分は多分TPU素材(TPUもプラスチック素材)だと思います。重量が100g程度しかなく持ち運びが便利です。まさに軽さは正義だと思いました。

レンズはアクリル製ということなので「写ルンです」と同程度の画質になります。


ハーフカメラでの撮影になるため、実際「ネガ」はこのように記録されます。「ハーフ」といわれるのも納得です。

作例はラチッタデッラのガラスタワー(左)と周辺の小道(右)を撮影しています。

小道の方は適正露出にて撮影できました。かたやガラスタワーは白飛びが目立ちます。


今時のスマホじゃなかなか撮ることのできない、うっかり失敗写真です。

上はJR横浜タワーの屋上広場「うみそらデッキ」にある「YOKOHAMA」オブジェを撮影した際、映り込んでしまった、カメラのストラップです。

下はラゾーナ川崎プラザの中央にある「ルーファ広場」を撮影した際の自分の指の映り込みです。


「YOKOHAMA BAY QUARTER」での写真です。

天候に恵まれたこともあり、綺麗に青空を撮ることができました。



銀座の数寄屋橋交差点を撮影しました。

不二家のビルが有名な交差点です。

スナップ写真に慣れていないのがバレてしまいます。


フィルムで1本辺り72コマというのはデジタルに比べると感覚的に無限のイメージです。

もし今後ハーフカメラが多くなれば、1本2,000円するフィルムの高価なイメージが崩れるかもしれません。


画質を追求することが無粋なカメラというのはわかっているのですが、フィルムカメラで愛用しているEOS KISS 5(+レンズキットの標準レンズ)と見比べてみると、やはり画質には明確な差を感じました。


デジタル画質がフィルム画質を超えて久しいですが、EOS KISSが発売された1990年代の頃は「一眼レフってやっぱり綺麗だよなぁ」とつぶやくカメラッ子たちがいたのだと思うと感慨深いものです。


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引き出しを整理していたらAPSフィルムカメラを見つけた

2024年11月02日 08時30分00秒 | カメラ

先日中カメラを保管している引き出しを整理していたところ、懐かしいAPSフィルム用のカメラであるOLYMPUSの「Centurion」を見つけました。

私が本格的にカメラにハマったのはデジタルカメラからなので、それまでは写真を撮るといえば、旅行の時くらいしかありませんでした。

そんな時代に入手した、今は亡きAPSフィルムを使うカメラです。


ネットからの情報ですがAPSカラーネガフィルムの平均価格は1本500円(25枚撮り)くらいだったようです。現在もAPSフィルムが同様の値段で売っていたら10本くらいまとめ買いしてしまいそうです。


CenturionはAPSフィルムの発売の1996年と同時期に発売されたカメラですが、1998年頃に親戚から譲り受けました。カメラといえばコンパクトタイプ、フィルムは35mmネガしか知らなかったせいもあり、レンズ一体型で一眼レフに似ているその姿に興奮したものです。


CenturionはOLYMPUSのお家芸であるレンズ一体型カメラに最新のフィルムシステムを組み込んだ、まさに革新的なカメラだったのだと思います。



価格.comで歴代のAPSカメラの発売日を確認すると、1999年〜2000年発売がかなり多いことに気がつきます。やはりその頃がAPSフィルム、APSカメラが一番輝いていた時代だったのかもしれません。


APSカメラ独特のファインダー部にはAPSカメラ独特の「P(パノラマ)」「H(ハイビジョン)」「C(クラシック)」切り替えレバーがついています。



パノラマ(P)はアスペクト比がおおよそ5:1の写真。ハイビジョン(H)は16:9。ご存じテレビの比率です。

逆にクラシック(C)は従来通りの3:2の写真になります。

特にハイビジョンサイズはプリントするとかなりクセになります。

APSカメラではハイビジョンサイズの写真しか撮っていなかった気がします

とても迫力があり、大好きな写真プリント比率だったことが記憶に残っています。

アルバムも兼用ではなく、ハイビジョン専用のものを好んで集めていたのが懐かしいです。



神奈川県三浦半島の久里浜駅に程なく近い「くりはま花の国」でポピーの季節に撮影しました(1998年撮影)。

縦構図でも横構図でもやはり迫力があります。



富士山に向かった際に立ち寄った「音止の滝」を撮影しました(1998年撮影)。

こちらも迫力のある滝です。



北海道の函館に旅行した際に撮影した「函館ハリスト正教会」の写真です。

あらためて見直してもただシャッターを切っただけの写真です(1998年撮影)。


これらの写真を撮影した時は子供が生まれる前でもあり、気持ち的に「せっかく遠くまで来たから風景写真でも撮っておくか」程度のものだったのでしょう。

「写真=記念写真=人物」であり、風景写真を撮ること自体に興味が無かったのだと思います。


今はほとんど費用をかけず、沢山シャッターを切って、いい写真を選べる環境にあるのですから、本当に楽しくて嬉しい限りです。


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フィルムカメラ時代の広角レンズにフードを使わずに撮影したらフレアが出まくった

2024年09月21日 08時30分00秒 | カメラ

フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。

「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。

これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。


タイトル写真は 横浜中華街関帝廟の屋根上の装飾を撮影しました。

今回のフィルム撮影で綺麗に撮れた内の一枚です。

使用したレンズはフィルム時代の格安望遠であるEF80-200mm F4.5-5.6 USM(1992年発売)だったのですが、予想に反して鮮明な写真を撮ることができました。



反してこちらの写真はEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)で横浜媽祖廟を撮影したものでが、フードをつけずに撮影してしまったためか、天気が良いにもかかわらず空がモヤがかってしまいました。



同様に横浜媽祖廟の撮影ですが、こちらは門の裏側から撮影しました。

まるで霧がかかった鮮明さに欠ける写真になったのは残念でなりません。



東京駅丸の内駅にある駅舎を、向かいの丸ビルから撮影しました。

見上げる写真が多い東京駅舎ですが、同じ高さの目線で撮ることができるこのフォトスポットは貴重です。



お馴染みの東京国際フォーラムのガラスホールの天井の竜骨写真です。

撮影で使用したEF22-55mm F4-5.6 USM(1998年発売)レンズはもともとAPSカメラ向けに販売された広角レンズです。

フィルム用の広角レンズは28mmまでしか持っていなかったので、竜骨の「全景」をやっとフィルムカメラで収めることが出来たのは嬉しい限りです。


年を追うごとに撮影技量も多分向上しているのでは?と分不相応に考えていましたが、失敗のきかない一発撮りのフィルムカメラでその足りない技量が露呈してしまいました。

「デジタルカメラでは撮影技術は向上しない!」とうるさ方のカメラマンが言っていたことが今更ながら胸にグサリと刺さりました。


綺麗さでいうとデジタルに軍配が上がる昨今ではありますが、メーカごとフィルムごと、それぞれの記憶色が再現されるのもフィルムの面白いところです。

今更ながらカメラメーカの開発者の方々の技術力には頭が下がる思いです。



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久しぶりのフィルムカメラでの撮影。撮影技量が上がっているか確認しましたが。

2024年09月14日 08時30分00秒 | カメラ

フィルム価格の高騰のため、ここ1年以上フィルムを購入することを見送っていました。

「高いなぁ、どうしようかなぁ」なんて思っていましたが、あれよあれよと値上げの波は収まらず、2,000円近くまで高騰してしまいました。

これではイカン!ということで一年発起しFUJI FILMの100 36枚撮りを購入し、愛機のEOS KISS 5に装填し、見慣れた街を2024年3月から7月の期間、撮影しました。


タイトル写真は、日差しが強い5月の逗子海岸からの撮影です。空も海も青く染まっていて36枚のフィルムの中で一番綺麗に撮れたのではないかと思います。



神奈川県横須賀市と葉山町にまたがる「湘南国際村の給水塔」です。

10年くらい前までは給水塔内にカフェかレストランが併設されており、眺望も良いことから以前はランドマークでした。

今は一般閉鎖しており立ち入り禁止になっていました。

※本来の給水塔としての役割のみを果たしているのだと思います。



梅雨の時期に紫陽花を撮影しました。

花の撮影においては狙ったポイントへのガチピンを理想としていますが、ノーマルなレンズ(標準と望遠)しか持たない環境では上手く撮るのは困難です。



東京入谷の朝顔市を撮影しました。

フィムルカメラでのスナップ撮影は現場の雰囲気も表現することができて良いです。

これがスマホカメラだったら、ただの記録写真になってしまったと思います。



JR関内駅から程なく近い横浜スタジアムを撮影しました。

解像度の面からいって遠景はデジタルカメラの方に分があることは異論無いと思いますが、デジタルが500万画素くらいの頃(たぶん2002年~2003年頃)はフィルムカメラの方がデジタルよりも解像度の高い写真を撮影できていたような気がします。


フィルムで撮影した写真を「エモい」と表現することが多いですが、スナップ写真の方がよりエモい写真を撮れるような気がしました。

さほど気にするものでもなくてもコンプライアンスが騒がれる現代ですが、人物を含めたスナップ写真を撮る際も気をつけなくてはならないとあらためて感じました。



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コンデジ全盛時のネオ一眼をまた手に入れてしまいました

2024年03月02日 09時38分00秒 | カメラ

OLYMPUSのSTYLUS SP-620UZ(2012年2月発売開始:現在生産終了)を中古で入手しました。

コンパクトデジタルカメラの出荷台数は2008年の約1億1,000万台をピークに2011年や2012年には8,000万台あたりだったようです(一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)より)


時代はまさにコンデジ成熟期に発売されたSP-620UZでしたが、この後に発売されたSP-820UZ(2012年9月発売開始:現在生産終了)やSP-720UZ(2012年8月発売開始:現在生産終了)を既に愛用している身としては、やはり性能の面では今一歩の製品でした。

10年以上前のカメラの性能をあれこれ言うこと自体、野暮なことですが他のラインナップ同様、オールドカメラとして御紹介しようと思います。


まずは主なスペックとなります。

  • 画素数:1,600万画素(当時は1,200万画素が主流)

  • レンズ:35mm換算25mm~525mm

  • ISO最大感度:ISO1600相当

  • 電源:単三電池4本

  • 画像処理エンジン:TruePic III(SP-820UZはTruePic V、SP-720UZはTruePic III)

画像処理エンジンが「TruePic III」ですが、同様のTtuePic IIIを積んだSP-720UZよりも処理速度、画質が落ちていることが気になりました。これは搭載されているDSP(デジタルシグナルプロセッサ)の違いによるものだと予想されます。



上面図です。

電源ボタン・シャッターボタンとズームレバーのみのシンプルな構成です。

物理的なモードダイヤルは廃止されています。フルオート撮影が基本のカメラのため、応用撮影といわれる「絞り優先モード」や「シャッター優先モード」などが省かれています。「全自動」「プログラム」を始め「マジックフィルター」「パノラマ」「3D」といった多彩なモードは健在です。



電源は単三電池4本で稼働します。

デジカメ黎明期は乾電池タイプの充電池でも十数枚で電池切れになるデジカメも多かったですが、eneloopが発売されたことで、その心配はなくなりました。



背面です。十字キーにOKボタン。録画ボタンに再生ボタン、そしてメニューボタンの4つです。

特徴は十字キーとスクロールダイヤルが同心円状に配置されていることです。これは同時期の一眼カメラのPenシリーズにも見られます。



一つ目の作例です。

望遠の実力を図るために使う川崎駅前からの風景です。

画面中央にある「サミット」の緑色の看板までの距離は約600mもありますが、512mm相当の焦点距離はそれを感じさせず、車や案内標識の圧縮感はやはり凄まじいです。

※OLYMPUS STYLUS SP-620UZで撮影:525mm相当 1/400sec F5.8 ±0.0EV ISO100



二つ目の作例です。

隅田川大橋から最大望遠でスカイツリーを撮影しました。距離的には3kmほど離れているせいもありますが、解像感はかなり失われています。

※OLYMPUS STYLUS SP-620UZで撮影:525mm相当 1/500sec F5.8 ±0.0EV ISO80


SP-620UZが発売された頃は同社のE-P3を手に入れ有頂天になっていた頃で、コンデジからは完全に卒業状態でした。当時この機種がかなりの安値で販売されていたにもかかわらず(下手すると10,000円切っていた)見向きもしなかったことが非常に悔やまれます。

「時代とはホントに恐ろしい」




10年前に発売したSTYLUS SP-820UZと呼ばれるネオ一眼を入手したのでレビューします

OLYMPUSのSTYLUSSP-820UZ(2012年発売開始:現在生産終了)を中古で最近入手しました。ネオ一眼と呼ばれるジャンルのカメラですが、ネオ一眼が流行り始めた2005年から2007年...

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