カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

超広角レンズでゆがまないように撮影してみる

2023年09月30日 08時44分05秒 | 東京

入手した超広角レンズである SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMは35mm換算15mm程度の焦点距離になります。これはスマホの超広角レンズに迫るスペックであり、強烈な「歪み」も同様に表現されます。


前回はその「歪み」が最大限発揮できるような撮影を試みましたが、逆に歪みのない超広角はどこまで広い範囲をダイナミックに表現できるのか?という思いに駆られ、同日の銀座で挑戦してみました。


タイトル写真は、とても見事な仕上がりだった組子細工を見つけたので、かなり近づいて撮影してみました。やはり端に行くほど歪みが発生しています。こーいう被写体は望遠レンズ(もしくはレンズ望遠側)で撮影するのが最適解なのだと思います。



有楽町マリオン(有楽町センタービル)を撮影しました。

近くで撮影しようとすると、巨大建築物のため見上げる形になり、かなり歪んでしまうためちょっと離れたところからの撮影したところ、歪みが解消した形で撮影できました。

なお歪みがあった方が「巨大感」は表現しやすいなと思いました。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:19mm相当 1/320sec F9.0 ±0.0EV ISO200



銀座中央通りに立ち並ぶブランド店を撮影しました。

GINZA SIX内にテナントしているDIORとCELINEを外より撮影してみました。

天気が良いにも関わらず、レンズフードを忘れるという失態を犯したため、フレアが大発生してしまいました。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:30mm相当 1/250sec F5.6 ±0.0EV ISO200



東京駅丸の内口前の「KITTE」展望フロアから東京駅駅舎を撮影してみました。

展望フロアという高い位置から撮影したため、奥のビル群はアオリを受けず撮影できましたが、東京駅駅舎を俯瞰することになり、逆の歪みが発生しました。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/320sec F9.0 ±0.0EV ISO200


実際に試してみると15mm相当の焦点距離というのは、アオリや俯瞰の効果が些細なことで発生し、歪みをなくして撮影することは、かなり至難の業ということがわかりました。

無理せず、このレンズは思いっきりアオって撮影した方が精神衛生上も良いのだと思います。


今回サードパーティ製でかなり古いレンズということもあり、格安で購入しましたが、マイクロフォーサーズ派としては、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6あたりを何とか入手したいところです。



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見上げると超広角な世界が見えてきた

2023年09月23日 08時36分20秒 | 東京

NIKON D7000で使用するために購入した超広角レンズであるSIGMAの10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM。iPhone13やReno5Aでも同様の画角の撮影は楽しめますが、やはり一眼カメラの方がモチベーションはあがります。

人混みも戻ってきた銀座を中心に、新橋駅~東京駅間のビル街を撮影してきました。


タイトル写真は東京国際フォーラム、ガラス棟内の撮影です。

私がデジカメを始めた2000年当初の広角領域は35mm相当だったため、このガラス棟の特徴である天井の「竜骨」の全体写真を撮ることは難しく、撮影者はほとんどいなかったのですが、最近はスマホやSNSの影響もあってか、ここも有名な撮影スポットになっていました。

今後、是非とも撮影禁止にならないことを祈るのみです。



新橋駅前のSL広場にある「C11292」蒸気機関車です。昭和20年製造で昭和47年までバリバリに走っていたようです。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/250sec F8.0 ±0.0EV ISO200



花椿通りの街頭を見上げ、周りの街路樹やビルをできるだけ写しこんで都会感を出してみました。まぁ銀座なんで、この上ない都会なんですが。

角に「ヤッターマン」がいたので「?」と思って調べてみたところ、アーミーナイフで有名なスイスのビクトリノックスがアニメで有名なタツノコプロとコラボしていたようです。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/400sec F10.0 ±0.0EV ISO200



すずらん通りの雑居ビルを見上げてみました。

中央通りの派手なブランドのビル群に比べれば、こちらは雑居ビルばかりで、薄暗いイメージですが、知る人ぞ知る歴史深い通りです。

乱立する雑居ビルは超広角の効果が出やすい被写体です。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/320sec F9.0 ±0.0EV ISO200



最後は数ある銀座のランドマークでも有名どころの「銀座和光」を見上げての撮影です。

正面からも考えましたが、歪みを効果的に見せるにはこちら側から撮影するの良いと判断しました。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:15mm相当 1/320sec F9.0 ±0.0EV ISO200


まだまだ超広角レンズの末端を触れた程度かもしれませんが、歪みの面白さを改めて思い知らされました。スマホで見慣れているはずですが、やはりカメラを持つと自然と面白い構図を探してしまうものです。



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横浜大さん橋でモノクロに挑戦してみた

2023年09月09日 08時29分30秒 | モノクロ

モノクロ写真はカラー写真のように色情報が無いことが理由なのか玄人っぽい写真が撮れます。

さらに記録性よりも、作品性が高くなることがわかってきたよう感じています。

それを踏まえ、横浜大桟橋から「モノクロの海」をテーマに撮影しました。


タイトル写真は、ポツンと佇む「巨大な」飛鳥IIです。

飛鳥IIは豪華絢爛な大型客船ではありますが、それを小さくちょっと寂しげな写真に仕上げてみました。

※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/640sec F9.0 ±0.0EV ISO200



結構なスピードで進む小型船を撮影しました。構図的にこの船舶をどこに配置するか悩みました。

視界から消えるまで10秒程度だったと思いますが、波の跡を飛行機雲に見立てることを思いつき、右側に配置して撮影しました。

※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/640sec F9.0 ±0.0EV ISO200



横浜港に係留されていた繋離船の一つを大きくダイナミックに切り取ってみました。37mm相当の単焦点レンズで広角とは言いがたいスペックですが、広角レンズで撮影したような迫力になりました。

※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/500sec F7.1 ±0.0EV ISO200



飛鳥IIの一部を右側に入れて、いかにも「桟橋から撮りました」感を出してみました。

横浜ランドマークタワーやヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、よこはまコスモワールドの大観覧車が奥に見えます。

どちらが主役のなの?と問われれば「両方です」と答えます!

※OLYMPUS E-P3 M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8で撮影:34mm相当 1/3200sec F4.0 ±0.0EV ISO200


OLYMPUS PEN E-P3と単焦点レンズであるM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8という、機動力と画質を重視した組み合わせでの撮影でした。

海のロケーションにおいては青さに目を奪われるところですが、あえてモノクロにすることで時間が止まり、作品性の強い写真になるのだと思いました。



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七福神めぐりなのにナゼ9つも巡らなくてはいけないのか

2023年09月02日 08時32分41秒 | 神社仏閣

浅草の七福神めぐりも最後の後編となりました。

七福神めぐりなのに、9社巡らなくてはいけないのは「?」と感じていました。

たぶん公式であろう「浅草名所七福神」のサイトには「九は数のきわみ、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩でありあつまる意味をもち、また、天地の至数、易では陽を表す」という古事から七つの神社仏閣ではなく九つの神社仏閣した。との記載がありましたが、どうも後付け感やビジネス的な理由がぬぐえません。

が、そこを突くは不粋というものですね。



「矢先稲荷神社」です。

ご祭神は今戸神社と同じく福禄寿となります。

住宅街の中にひっそりと在る神社です。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:30mm相当 1/160sec F6.3 ±0.0EV ISO200



ご存じ「浅草寺」です。

ご祭神は大黒天になります。インドのシヴァ神と同一神といわれていますが、破壊の神といわれた精悍なシヴァ神に比べ、大黒天が持つ気のいいおっさん的なイメージは、かなりのギャップを感じます。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:30mm相当 1/250sec F8.0 ±0.0EV ISO200



三社祭で有名な「浅草神社」です。

ご祭神は恵比寿神になります。七福神唯一の国産の神様です。

色々な国の神様が集まって組まれたドリームチームの中での日本代表といったところでしょうか。

※NIKON D7000 SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSMで撮影:25mm相当 1/250sec F8.0 ±0.0EV ISO200


巡回バスを多用したとはいえ、猛暑の中での強行軍でした。

一つ一つの神社仏閣を掘り下げた写真を掲載したかったのですが、9つもあると冗長になりそうなので、本堂や本殿を正面から撮影した構図で統一してみました。

シンメトリーな構図を意識しましたが、それぞれの本堂・本殿は敷地ギリギリで建立されていることが多いので、超広角レンズでないと撮影は難しかったと思います。



コメント (2)
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