今まで使ってきたCANON EOS KISS IIIの日付設定が2019年以降刻まれないため、あたらしくEOS KISS 5を購入しました。全身シルバーのデザインがとても未来的です。
中古購入ではいつもお世話になっている近所のキタムラで「本体のみ」を取寄せ購入したのですが、何とリモコンが付属してました。以前購入を考えたこともありましたが、2,500円程度とちょっと微妙な価格だったので購入を控えていた製品です。それがサプライズ的に入手できたことは嬉しい限りです。
さらにミラクルは続きました。EOS KISS 5のレンズキットに付属するEF28-90mm F4-5.6 II USM(単品販売無し)が新品同様でジャンクコーナーに1,000円で叩き売りされていました。使えるかどうか未確認ですが即購入。自宅にてEOS 7Dに装着して確認したところ、何と正常に稼働しました。
このEOS KISS 5の特徴は後ろからのスタイルです。
状態を表示するモノクロ液晶は通常軍艦部に配置されていますが、EOS KISS 5は背面に配置されています。日付設定用の小さい液晶は良く見ましたが、このサイズのものはEOS KISS 5が初めてではないでしょうか。今までコストの問題で取り付けることはできなかったのかどうかは謎ですが、非常に見やすく使いやすいことは確かです。
またAFはスーパーインポーズ方式が採用されています。当時はEOS KISS 5のようなエントリーモデルにもやっと搭載され始めた時期だと記憶しています。
こちらはEOS KISS IIIの液晶部です。他の機種と同様に軍艦部に配置されています。これはこれで使いやすいのです。
動作チェックを東京駅周辺で行いました。なおEPSONのフラットベットスキャナGT-X770を使ってネガフィルムを取り込みました。
東京駅の象徴ともいえる「丸の内駅舎」の南ドーム部を撮影しました。
撮影の時間帯が正午過ぎだったため、印象的な影が強く出た写真になりました。
KITTEの一階ホールから撮影しました。明暗差が激しい構図でしたが暗部も潰れることなく描写されるあたりがネガフィルムらしい仕上がりです。EF28-90mm F4-5.6 II USMは手振れ補正機構のないレンズではありましたが、ブレなく撮影することができたのは嬉しい限りです。
KITTEの屋上庭園からEF70-300mm F4-5.6 IS USMで東京駅に入る京浜東北線と山手線を撮影してみました。手前の並木を見ると圧縮効果が良くあらわれています。
銀座の並木通りです。
理屈はうまく説明できませんが、感覚的にこれが一番フィルム写真らしい写真だと思います。前回でも述べましたが、やはりフィルムカメラとデジタルカメラはどっちが上だ下だ、というものではなく別の表現機材なのだと思います。