オリンパスのオールドデジカメCAMEDIA C-40404ZOOMに引き続き、CANONのPowerShot G5(2003年発売:現在生産終了)を入手しました。
発売当時2/3型500万画素CCD搭載機が先行して発売されていたせいもあってか、サイズがワンランク落ちる1/1.8型CCD総画素数約500万画素を搭載したPowerShot G5の評価は低かったのが思い出されます。ネット上の書き込みで軒並み「一つ一つの画素が小さくなりすぎているので感度をあげることが限界に来ている」という批判が多かったようです。
※1.8型の500万画素CCDを使用している当時のカメラは他にもオリンパスのCAMEDIA C-5050 ZOOMやNIKONのCOOLPIX E5400らがありました。
画像処理エンジンとしてDIGICを積んでいます。当時は高画素・大型映像素子最強説がまだ大手を振っていた時期だったので、撮影画像を処理する映像エンジンも非常に重要であることはあまり語られていませんでした。
2022年現在のスマホカメラの画質を見れば映像エンジンが同じように重要なのかは言うまでもありません。
さてタイトル写真はPowerShot G5の正面からの撮影です。
細長いフラッシュや弁当箱デザインは前機種のPowerShot G3とほぼ変わりないですが、外装のアルミ素材にブラックアルマイト処理された姿は私好みのデザインです。
上部軍艦部を撮影しました。
状態表示のモノクロ液晶やアクセサリーシューの存在がハイエンドさを表しています。
また気になる点といえば、
電源ボタンと撮影・再生切替えレバーが華奢で壊れそうなこと
ISO設定のダイレクトボタンがないところ
があげられます。ISO上限がISO400までしか無いのであまり使わないため省略されたと思います。
背面からの写真になります。
2001年辺りからちらほらと見かけるようになったバリアングル液晶方式です。2022年現在のものと比べるとモニタの映り込みが強く、撮影の際はかなりストレスがたまりました。その対策のためかコンパクトカメラと同様の構造の光学ファインダがついていますが、この光学ファインダも広角側に設定すると自身のレンズ鏡筒が映り込んでしまうため、それはそれでストレスがたまりました。
撮影した写真の画質は満足いくものであるにもかかわらず、使い勝手はなかなか癖のあるカメラだと感じました。
※ PowerShot G5で撮影:1/250sec F5.0 ±0.0EV 140mm相当