カメラを続けて20年!

子供の誕生を機にカメラを始めてそろそろ20年。もう子供も被写体になってくれず、あらたな被写体を求め模索中の毎日です。

「写ルンです」時代の私が愛したデジカメ管理ソフト

2020年10月24日 07時46分20秒 | パソコン

時はWindowsXPが発売され程なく経ち、メモリ256MB、CPUはPentium4という仕様がハイエンドと呼ばれた2003年。個人的には最高のデジカメ管理ソフトと評している「デジカメde!!同時プリント」のVer.7のインストールディスクがまだ手元に残っていたので、WindowsMeにインストールしてみました。


このソフト、最終的にはバージョンは9まで出ていたようですがそれ以降は更新されることなく消えてしまいました。前回での理由同様、WindowsXPの画像管理機能がWindowsMe以前のものより格段に管理しやすくなったのでこのような管理ソフトは、自然淘汰されたのではないかと考えます。


Mac版(Ver.4)もあり、所有もしていました。Macには写真管理のソフトがかなりあったため、使う機会も少なかった覚えがあります。



こちらはデジカメの達人と違い、バージョンが変わっても管理方法はほぼ変わらず一貫したインターフェイスです。

基本的にフォルダに該当する「フィルム」を作成しそこに写真を登録する。いままでフィルムを使ってきた世代には非常にわかりやすい仕様です。

銀塩写真がレトロで雰囲気があるといわれている2020年現在では、逆にわかりにくく受け入れられないかもしれません。


というより「そもそもフィルムって何?」と言われるのがオチですね。



このソフトの一括修正機能はかなり良かった覚えがあります。

デジカメ黎明期は映像素子が補色系CCDが多く、階調はよく表現されていたのですが、コントラストやサイドが弱い画像が多かったため、一般大衆受けする「メリハリがあり、彩度が高い派手な写真」ではなかったのです。

それが行えるこのソフトは非常に便利であり、修正する手間がかなり減りました。



同時プリントというタイトルから、通常のLサイズ印刷はもちろん、様々なプリント形式に対応しています。サムネイル印刷もお手の物です。


先日、子供たちに同時プリントするとプリント代金が無料だったサービスがあったんだよ。と説明しましたが理解するのにかなり苦労していたようです。

  • ネガを現像するのに代金がかかること。

  • 一枚あたりプリントするのに代金がかかること

  • なぜきちんと撮れていない写真をプリントしなければならないのか

撮れてるか撮れてないかプリントしないとわからない、という感覚が無いのでしょうがないのですが。逆に1枚40円もかけてプリントするよりかは、同時プリントでは無く、同時にデータ化しスマホに取り込むことがが、今時は多いようです。


~補足~

「デジカメde!!同時プリント Ver.7」の対応OSにはWindowsXPも含まれていましたが、パッケージに記載されているハードウェアの標準仕様が、かなりの低スペックでした。

  • CPU:PentiumII メモリ:64MB

インストールしようとしたWindowsXPパソコンは2008年発売のものですが、発売時期に5年の開きがあるせいか

  • CPU:Core2Duo P8700 メモリ:2GB

と標準仕様に比べかなりのオーバースペックです。こうなると逆にまともに動くのかの心配と、前回のデジカメの達人との使い勝手の違いも比較したかったので、同様の環境であるLatitude C510のWindowsMeにインストールしてレビューしました。



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バージョンアップの度に変化していくデジカメ管理ソフト

2020年10月17日 10時11分43秒 | パソコン

1998年に発売された「デジカメの達人 Version.1.0」を前回紹介しましたが、このデジカメの達人、以下のようなバージョンアップがされています。


・デジカメの達人 Ver.1.0:平成10年7月10日(1998/7/10)

・デジカメの達人2000:平成11年6月25日(1999/6/25)

・デジカメの達人 Ver.3:平成12年11月17日(2000/11/17)

・デジカメの達人 POWER+:平成14年7月5日(2002/7/5)


ほぼ1年ごとにバージョンアップしていきましたが、2002年以降はどこのソフトウェアもデジカメ管理ソフトへの元気がなくなり下降気味となりました。これは当時発売されたWindowsXPの画像管理がWindowsMe以前のものより格段に見やすく、管理しやすくなったからではないでしょうか。


Ver.1.0からVer.2.0といえる2000バージョンではインターフェイスがかなり変わりました。ここは乗りかかった船ということでデジカメの達人2000について、かつVer.3.0もあわせてご紹介しようと思います。


実は私が所有しているバージョンは2000ではなく、Ver.3.0になります。

しかし初期設定のインターフェイス選択に「2000形式」というものがあったので、それを2000として紹介することにします。



最初のメニューからすでに雰囲気が変わっています。

写真管理はメディアエクスプローラという機能になります。

iフォトビルダーと呼ばれる、ガラケーのiモードの画像サイトを作るためのツールがついているのが時代を感じさせます。



こちらが2000形式での表示になります。

Ver.1.0に比べてもわかりやすい。上記の例は本棚にアルバムが4つ入っており、カワスイのアルバムを開いている状態です。



こちらはVer.3.0形式になります。

本棚・アルバム形式はなんと不採用となってしまいました。

そうなると、管理の面ではWindowsXP標準のファイラーであるエクスプローラと同じようなものになってしまっていますね。

しいていえば画像ファイルに一つ一つに独自の情報を添付することぐらいしか特徴が見受けられません。


この後にVer.4.0である「デジカメの達人+POWER」というバージョンがあるのですが、画像処理や加工の面で強化されているだけで、写真管理の面ではあまり代わり映えしていないので割愛します。


一時代を築いた「デジカメの達人シリーズ」と個人的には思っているのですが、これだけ変革もあったのですね。
 

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まだフィルム全盛だった頃のデジカメ管理ソフト

2020年10月10日 08時11分57秒 | パソコン


無事Windows98環境を構築できたので、再びES-10Sを使うことができました。

せっかくなので、Windows98が全盛だった頃のデジカメ管理ソフトがどんなものか試してみようと昔のインストールディスクを探してみました。


ソフトだけ動かすだけと考えているので、動作環境は先に苦労して作ったリアルWindows98環境ではなく、VMWareで構築した仮想Windows98で試してみようと思います(これは結構簡単に構築できた)


試したソフトは「デジカメの達人 Version 1.0」です。

ホームページビルダー2000に添付されていた30日間体験版をインストールしてみましたが、1999年に発売されたソフトです。これがまた使いにくい。

1999年といえば銀塩ではEOS Kiss IIIが発売されたり、デジカメはオリンパスのC-2500Lなど200万画素クラスのハイエンドコンパクトデジタルカメラが発売されてきた頃だと思います。

Windows98も発売され、PC百花繚乱の時代ですね。



オリンパスの当時ハイエンドモデルCAMEDIA C-2500Lです。

素通しのファインダーで「まだまだデジカメは銀塩には遠く及ばない」などと言っていた輩も多かったですが、過渡期だったのでやたら楽しかったですね。

この手の話題はいくらでも書けそうなので、ここら辺でやめておきます。


ではデジカメの達人 Ver.1.0の紹介ですが、管理の方法が。階層構造とタグが混ざったような管理方法になります(内部処理はデータベーズ属性を付与したタグ管理が全てのはず)


1.本棚を作成する(大分類)

2.アルバムを作成する(小分類)

3.本棚とアルバムの紐付け(本棚にアルバムを入れる)



この本棚表示を「月」表示にするとかなり混乱します。

登録した日付のアルバムがカレンダーの日付ごとに張り付きます。写真が日付に張り付くイメージならまだいいですが、アルバムが作成した日付ごとに張り付くと、紐付けがありすぎて「??」となります。



こちらのサムネイル表記の方がわかりやすい。



さらにアルバムの中の写真ごとにテーマ(付箋)をつけることができます。


お父さんの本棚は月別にアルバムが作成されていて、其のアルバムの中の写真には「運動会」とか「花見」とかの付箋が写真ごとにつけてある。といったところでしょうか。


なお、写真を移動するときはドラッグアンドドロップは使うことができず、基本的にカットアンドペーストとなります。気づくのに30分以上もかかりました。


当時は80万画素~100万画素がメインで200万画素もターゲットに入れたソフトだと思いますが、WindowsMe環境でも600万画素の画像を十分快適に利用できました。

※インストールしたPCの性能が良かったからかな? 



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WindowsMeを引っ張り出してフィルムスキャンを実現する

2020年10月03日 07時40分30秒 | パソコン

最近フィルムカメラが見直されているということらしいので、昔のフィルムカメラの周辺機器路レビューすることにしました。

オリンパスのフィルムスキャナのレビューを前回行いましたが、これを動作させるのがまた大変でした。2020年現在ではなかなか揃えるのは難しいかと。

  • OS:Windows95またはWindows98(Windows3.1、WindowsNTには対応せず)

  • 増設ボード:SCSI-1もしくはSCSI-2ボード

  • 動作パソコン:DOS/V機、NEC-PC9821、NEC-PC98-NXシステム

まずはパソコンを用意しました。なお今回の写真(ES-10Sを除く)はiPhone11で撮影してみました。



2002年2月に発売されたDELLのパソコン、Latitude C510です。サポートOSはWindwos98、Windows2000、Windows2000、WindowsXPといった幅広く対応しています。

手持ちのOSがWindowsMeしかないのですが、Windows98とアーキテクチャは一緒なので稼働には問題ないですね。Windows98系とWindowsXPが混在でサポートされている時期に発売されたPCはいろいろ試すことができるので楽しいですね。



ES-10Sはセントロニクス50pinのSCSI-2接続ですが、通常WindowsパソコンにはSCSI端子は標準装備されていないので、それに対応するアダプタが必要になります。



I-OデータのPCカードタイプのSCSI-2アダプタです。



2010年あたりからPCカードが搭載されないPCが増えてきたらしいとWikipediaに書いてありましたが、Windows7が出回り始めた頃ですね。



さらにそのSCSI端子の大きさをES-10Sに変換するアダプタをつけて完成です。

OSのインストールは割愛しますが、昔の周辺機器はSCSI接続のものが多かったので、現在、当時の環境を実現するのはなかなか難しいですね。OSを仮想化してもつながらない周辺機器も多いですから。



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