花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

チョウ(蝶)とガ(蛾)の違い

2008年08月31日 | 四季の風景

     蝶と蛾
私たちは区別をしたがる。
「蝶はきれい」「蛾は汚い」と。
きれいな蝶も汚い蛾も、幼虫時代は植栽している植物を食べる。葉物野菜は、葉がカスカスになり、全滅の憂き目も。家庭菜園の敵であるが、蝶が成虫になれば、果実の受粉を助ける益虫でもある?
蝶も蛾も幼虫時代は植物の天敵で、困りものだが、美しい絹を作る繭も、「蛾」の仲間の幼虫。古くから人の繊維を作るために飼われ、「お蚕様」として大事にされてきた。あらゆる繊維の中で「絹」ほど肌触りの良いものはない。

蝶は羽をたたんでとまり、蛾は羽を開いてとまる
蝶は昼に活動、蛾は夜に活動。  

そんなふうに覚えてきた。
それは「おおむね」そのようだが、100%区別できる基準ではないらしい。
羽をたたむ蛾もいるし、昼に活動する蛾もいる。その逆もいるということらしい。
厳密な区別は「触角」にある」らしい。蝶の触角は「こん棒」の形、蛾は色々な形をしている。ただし、蝶と蛾を厳密に区別したがるのは、日本を含むアジア系らしい。現に外国語には、「蛾」を表す言葉がない国もある。また、表記上は分かれていても、実際は両者が混在していて、厳密に分類するのは、困難らしい。


 11/8  5/12
ホバリングしながら「チェリーセージ」の蜜を吸う「オオスカシバ」。幼虫は「梔子」につく。9/4
 
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