花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

パンジーの花がら摘みは「葉の付け根から茎ごと」

2009年09月30日 | 園芸日記

園芸日記   

毎年植えるパンジー。
花の少ない時期に、たくさん咲くし、丈夫。

開花期の「花がら摘み」は欠かせない作業。
今までは適当に、花弁をチョコチョコつまんでいたけど、本当は、葉の付け根から茎ごと切り取らなければならない。

花がら摘みを怠ると、見た目が悪いだけではなく、花つきが悪くなり、、腐った部分から病気が発生したすることもある。

花がら摘みと、ピンチを上手に繰り返せば、かなり長期に花を楽しめそう。

 《パンジーとビオラの違い》「花の大きさ」の違いだけかと思っていたら、他にも違いはあるみたいです。
http://www.iris-gardening.com/tokusyu/2001101/01.htmlスミレの種類なのに、なぜこんなに花期が長いのでしょう?
品種改良の賜物?

スミレ


 


ツルニンジン・ジイソブ・バアソブ

2009年09月01日 | 草花・植物

 ゜☆。.:*:ツルニンジン(蔓人参)/ジイソブ・バアソブ(婆蕎/婆雀斑)キキョウ科ツルニンジン属★。.:*:・' 
                                              2009/8/28仙台市・蕾も可愛い

「ツルニンジン」は、「ジイソブ」ともいう。同じ種類で花が小型のものに「バアソブ」がる。
「ジイソブ」も「バアソブ」も、同じ「キキョウ科ツルニンジン属」で、同じ種類のものであるが、両者には「花の大きさ」以外にも、毛や花の色など、次のような違いがある。

  ツルニンジン バアソブ
別名 ジイソブ・ヘクサヅル・ヘクサニンジン ヒメツルニンジン
花の大きさ 4センチ 2~3センチ
花の色 表は白 表にも紫系の色がある
花期 8月~10月 8月
毛がない 葉の裏面または両面に白い毛
種子 翼があり飛ぶ 翼がなく飛ばない
個体数 バソブに比べて多い ジイソブに比べたらはるかに少ない

《名前の由来》
ツルニンジン(蔓人参):蔓性で、根が太く「朝鮮ニンジン」に似ていることから。根は人参状にかなり長くなる。バアソブ婆蕎/婆雀斑):「ソブ」は長野県木曽地方の方言で「ソバカス婆蕎/婆雀斑)のこと。花の中の紫の斑点を老婆の斑点に見立てたもの。
ジイソブ(爺雀斑):花冠の斑点をお爺さんの斑点に見立てた。
《山菜》
★食用には根を用いるが、繁殖力が弱いので乱獲は厳禁。切り口からは粘液質の乳液が出てくる。
  韓国では屋台で売っているほど人気のある山菜
★若芽、若葉は、塩でかるく茹でて水にさらして、辛子ドレッシング、ゴマあえなど。
★花はかるく茹でて、甘酢に。
★根は、洗って輪切りにして、少し水にさらしてから、天ぷら、みそ漬け、粕漬けにして食べるが、個体数が少ないので採取はしない

《薬草》 http://www.e-yakusou.com/sou02/soumm178.htm
8~9月に根を掘り取り、水で洗い、輪切りにして日干しにして乾燥させたものを生薬名で羊乳(ようにゅう)と呼ぶ
有効成分:サポニンの一種他
去痰には、乾燥した根、羊乳(ようにゅう)を5~8グラム、水0.3リットルを3分の1量まで煎じて服用する

:::::::::::::::::::::::★━━━…‥韓国のツルニンジン‥…━━━★:::::::::::::::::::

韓国では古くから薬効を認められ、高級食材として、栽培され、高額で取引されていたそうです。
TVドラマ「チャングムの誓い」にもときどき登場
★★★最高尚宮(チェゴサングン)の地位をかけたハン尚宮とチェ尚宮による「王と皇太后に捧げる料理」の最終決戦。
それは、チャングムが幼い頃、瀕死の母親に食べさせた最期の食材「野いちご」の砂糖漬けでハン尚宮が勝利したというデザート対決での場面。
対するチェ尚宮が捧げた逸品に皇太后が「すばらしい!」と絶賛したのですが、そのデザート「ソプサンサム」こそ、実は「ツルニンジン」の揚げ菓子だったのです(湧永製薬HPより抜粋)http://www.wakunaga.co.jp/prime_exe/whats/index.html

こんな記述もありました。
江戸時代の「本草綱目啓蒙」に「羊乳」として「ツルニンジン」の名が現れています。また、貝原益軒による「大和本草」などにもその名が現れています。”
 https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/52/d8dfb3d1046ca5b4821a7c38c4a598fa.jpg

・‥…━━━★:::::::::::::::::::朝鮮ニンジンについて:::::::::::::::::::::::★━━━…‥・
奈良時代に薬用として朝鮮から持ち込んだが、なかなか栽培に成功しなかった。江戸時代にようやく栽培方法が確立し、栽培者にお上が種を貸与したことから、「御種人参(おたねにんじん)」とも言った。

 

・‥…━━━★:::::::::::::::::::我家のツルニンジン:::::::::::::::::::::::★━━━…‥・
☆.:・''・::*:・:.☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''数年前、友人と「タラの芽」採集に出かけた折、車道のすぐ脇に、なんか雑草ぽくない4.5センチの芽が出ていた。「ウラシマソウ?でもちょっと違う」。とりあえず持ち帰り庭に植えたが、なかなか大きくならない。そのうち蔓が伸びてきたが、花も咲かない。捨てるに捨てられずに放っておいたら、今年白くてかわいい「蕾!」「ツルニンジン」とようやく判明。「山菜図鑑」にも紹介されているが、なかなか食べる気にはなれない。☆.:*:・''・:*:.☆.:*:・''・:*:.☆.:・::
2016.8.14
今年はちょっと遅い開花

ツルニンジン蕾