祭田あったか炭クラブのみなさんと、5回目の炭焼です。
2013年10月22日(晴れ)
何を焼くかだいぶ前から用意を始めれば良かったのですが、今年は忙しくて直前の準備。
絶対焼きたい「塩」、変わった形のカボチャ(コリンスキー)、硬い蕾の松ぼっくりだけです。
塩を入れる竹も前日に慌てて購入。
窯には原木を隙間なく詰めるのがポイントです。
隙間があると空気が回って木が燃えるため、灰になってしまします。
着火からは煙の色を見定めながら、2日間ほど焚き続け、煙が無色になったら、焚口をふさいで蒸し焼きにします。
この窯のどこかに、私たちが趣味で焼くオブジェの材料が入った缶が、たくさんの原木と共に入っています。
原木入れの合間に付近を散策。
野原にはいろんな草花があって、この時間もまた楽しみな時間です。
今日採集したのはスズメウリ、クサギ、シランの実(多分)
アケビの弦をベースに、スズメウリをリースに。
2013.11.3(晴れ)
緊張の窯開け。
入り口の粘土を崩すと、炭が焼きあがっていました。
入り口をふさいでいた粘土は、繰り返し使うことで、粘度が上がるので、大事に取っておいて次回も使います。
いつも焼いている祭田あったか炭クラブの方でも、開けるときは「不安と期待」が一緒ということでした。
やはり焼くたびに違い、すっかり同じに焼きあがるということはないようです。
灰は「草木灰」と呼ばれるもののようです。
頂いてきたので、来年の畠と、スイセンに使おうかと思っています。
一斗缶に敷きこんだもみ殻も炭化していて、これは毎年春に畠に鍬き込んでいます。
貝殻を焼いていた方もいましたが、私が面白いと思ったのは、
左:細長いのがキュウリ、真ん丸なミカン、手袋、ガーベラの花びら。花弁は多分ちょっと触ったら砕けそうです。
真ん中:藁草履。焼けてなくなるかと思ったのですが、形のまま残りました。100円均一の履き古しとのことでしたが、藁が形をとどめるというのが、意外でした。
右:ココナツの殻。鉢カバーとして使っていたものなそうです。来年入手出来たら焼いてみたい候補です。
左:工作で作った「車」。ハンドルはマカロニ。椅子は竹です。
ハンドルを作るのと、フードを斜めに切るのが、難しく手こずりました。
これぞ本当の「木炭車」?じゃありませんか!
右:竹塩など。塩を2本焼きました。手前は、竹に収まったままで、まだしっかり炭になっていませんが、これはこれで、料理に使うのに、着色しないので、便利です。
真っ黒になったのは竹から外れた状態で焼けていました。
次回は竹を二重の入れ子状態にして、塩を詰めてみようと思います。
「松ぼっくり」はどんな小さいい硬いものでも、やはり開いてしまいます。今年は蕾の芽のような小さい硬いものを焼いたのですが、やはり結果は同じでした。
炭焼きも楽しいのですが、クラブのご婦人方が作ってくださる「芋煮」。これがまた美味しい。
おやつに出るジャガイモもサツマイモも新聞紙とアルミホイルでくるんで、ホックホックに焼けています。
そしていつも「晴れ」。なぜか雨に降られたことは一度もありません。
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