ラン科シュンラン属 常緑多年草
沢山はいらないけど、ちょっとあると、「春」を感じる花です。
≪名前の由来≫
シュンラン(春蘭):中国のラン科の春蘭に似ていることからという説、冬に咲く「寒蘭」に対して、「春に咲く蘭」からとの説も。
別名「ホクロ」:花の唇弁に出る斑点が、ホクロのようにに見えることから。
別名「ジジババ」:花の外花裂片と内花被片の様子から、上の方が「ほっかむり」下の方が「ひげ」のよう見えるのを、爺と婆に見立てた。
花弁を全部取ると、弓型のずい柱が残り、その形を腰の曲がった老人にたとえた。
蘭茶:塩漬けにした花で入れます。「桜茶」「桜湯」と同様に、おめでたい席で使われます。
花の食べ方 山菜の本に出ていたので、いろいろ試してみました。
茹でる:茎をつけて軽く茹で、酢の物やマヨネーズ和え。色も変わらず「シャキシャキ」した食感。好きな方もいましたが……。
揚げる:山菜の定番の天ぷら。山菜らしい香りや味がせず、いまいちかなという印象です。 2007.4.7仙台市近郊
漬ける:塩漬けして「蘭茶」にする。http://inz.jpn.org/notosansai/sansai/207.html
【1】5%の塩水に5.6日漬ける(浮かないように重し)
【2】水気を絞り、まっ白に塩をまぶし、冷蔵庫に保管
【3】使う時は塩気を水で洗い流し、熱湯を注ぐ
※緑茶を注いでもいいかと思います。
育て方
とても丈夫な花だと思います。
カラカラに乾燥したの土に、元気に咲いているのを見かけます。
造成の為掘り起こされていた場所から、たくさん貰ってきてきました。
垣根の根元に雑草よけにに、たくさん植えてああります。
特別のことをしなくても、毎年良く咲いて、株が大きくなってきます。
根が結構太いのが、扱い憎さかもしれません。
種類によっては、とても値の張るものもあるようですが、
自生していたものを、庭植えしたものは、寒さも暑さにも平気です。