私は、事故で車いすの生活をしていたときに、概ね回復して、立って歩く練習をする段階になったときに、二本の足で立つことが恐かったのを覚えています。人間が二本の足で立って歩いているのはとても大変なことなのだと、しみじみ思いました。
二本の足で歩いているのは当たり前のようで、実は大変有り難いことなのです。赤ちゃんが、言葉を話すようになるのと、立って歩くことができるようになるのは、家族の大ニュースになるのは言うまでもありません。ふだん、当たり前にできることが実はとても有り難いのです。
道元禅師は、「眼横鼻直」と表しましました。当たり前のことがとても有り難いと。
二本の足で歩いているのは当たり前のようで、実は大変有り難いことなのです。赤ちゃんが、言葉を話すようになるのと、立って歩くことができるようになるのは、家族の大ニュースになるのは言うまでもありません。ふだん、当たり前にできることが実はとても有り難いのです。
道元禅師は、「眼横鼻直」と表しましました。当たり前のことがとても有り難いと。