行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

曹源一滴水

2010年08月03日 | 禅の心
夏に限らず高山歩きに水は、大変貴重なものになります。飲み水はタダではなく、洗面の水すら無駄にすることは許されません。
資本主義社会はものをどんどん作って売ることを善しとしています。そしてまだ使えるものばかりか全く使っていないものまでも棄ててしまいます。
曹源一滴水の曹源は達磨から数えて六代目の祖師である慧能を源とする禅の流れです。この流れがいろんな流れに分かれていきました。つまり慧能の禅が正しく伝わったものが曹源一滴水なのです。しかし、曹源一滴水は冒頭のように一滴の水も神仏の賜物なので、大切に使おうということなのです。命に目覚めれば、一滴の水も粗末にはできません。


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