ひろさちや先生のお話に出てくる江戸の小咄です。
若者の家の大家さんが、若者に説教をするお話です。
大家「若いうちはしっかり働きんさいや」
若者「大家さん、しっかり働いたらどがあなるんかね?」
大家「そりゃあお金がもらえるんじゃよ」
若者「お金がもらえたらどがなるんかね」
大家「自分の店を持つことができるじゃろうよ」
若者「自分の店を持ったらどがあなるんかね」
大家「自分の店をもって、番頭さんに店を任せて自分はのんびりできる身分になれるんじゃ」
若者「わしゃぁ、もうのんびり昼寝できる身分なんよ」
良い大学を出て、良い会社に就職すれば幸せな一生を送ることができるということは昔の話になりつつあります。それどころか、一生懸命生きてきて、気がついてみれば、「自分は何のために生きているのだろう」と思う人もいます。楽な生活をするためだけに一生懸命働いて生きているのでしょうか。
人間は、自分らしく生きるために生きているのだと私は考えます。あるいは、自分で自分を生きると言ってもいいかもしれません。社会の奴隷になって生きるのではなく、あくまでも、自分らしく生きることが大事なのです。
般若心経の「空」の心は、概念や権威にとらわれずに生きなさいという教えなのです。仕事一筋に生きる人はそれでも良いし、自分の生活のためにお金を稼ぎ、趣味を充実して生きてもいいのです。自分はどうありたいかを考えることが大事なのです。
若者の家の大家さんが、若者に説教をするお話です。
大家「若いうちはしっかり働きんさいや」
若者「大家さん、しっかり働いたらどがあなるんかね?」
大家「そりゃあお金がもらえるんじゃよ」
若者「お金がもらえたらどがなるんかね」
大家「自分の店を持つことができるじゃろうよ」
若者「自分の店を持ったらどがあなるんかね」
大家「自分の店をもって、番頭さんに店を任せて自分はのんびりできる身分になれるんじゃ」
若者「わしゃぁ、もうのんびり昼寝できる身分なんよ」
良い大学を出て、良い会社に就職すれば幸せな一生を送ることができるということは昔の話になりつつあります。それどころか、一生懸命生きてきて、気がついてみれば、「自分は何のために生きているのだろう」と思う人もいます。楽な生活をするためだけに一生懸命働いて生きているのでしょうか。
人間は、自分らしく生きるために生きているのだと私は考えます。あるいは、自分で自分を生きると言ってもいいかもしれません。社会の奴隷になって生きるのではなく、あくまでも、自分らしく生きることが大事なのです。
般若心経の「空」の心は、概念や権威にとらわれずに生きなさいという教えなのです。仕事一筋に生きる人はそれでも良いし、自分の生活のためにお金を稼ぎ、趣味を充実して生きてもいいのです。自分はどうありたいかを考えることが大事なのです。