大漁
金子みすゞ
朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ
はまは祭のようだけど
海の中では
何万の
いわしのとむらい
するだろう
金子みすゞの『大漁』という詩です。
人間が生まれながらに背負っている「罪」をうたっていると思います。あるいは「宿業」といってもいいかもしれません。
どんなに自分は善人だと思っていても他の命を犠牲にしなければ生きていけないのが人間というものなのです。この持って生まれた罪は決して消していくことはできません。しかし、犠牲になった命に感謝して生きていくことと無駄を少しでもなくしていくことが、ささやかな罪滅ぼしになるのです。「南無阿弥陀仏」の六字の名号には感謝と懺悔の気持ちも含まれているのです。
金子みすゞ
朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ
はまは祭のようだけど
海の中では
何万の
いわしのとむらい
するだろう
金子みすゞの『大漁』という詩です。
人間が生まれながらに背負っている「罪」をうたっていると思います。あるいは「宿業」といってもいいかもしれません。
どんなに自分は善人だと思っていても他の命を犠牲にしなければ生きていけないのが人間というものなのです。この持って生まれた罪は決して消していくことはできません。しかし、犠牲になった命に感謝して生きていくことと無駄を少しでもなくしていくことが、ささやかな罪滅ぼしになるのです。「南無阿弥陀仏」の六字の名号には感謝と懺悔の気持ちも含まれているのです。