行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

猿の子と猫の子

2014年04月18日 | 親鸞・歎異抄・浄土真宗
何か危険に襲われたら、猿の子は母猿にしがみつきます。そして母猿は子猿を抱きかかえて逃げます。それに対して猫の子は何もしないで、母猫がとっさに子猫の首をくわえて逃げます。
 猿の場合は自力のたとえで、猫の場合が他力のたとえです。実は自力も他力も仏様に救っていただくことには違いないのです。ただ、自分から仏様にしがみついて救っていただくのが自力で、仏様の方から手をさしのべていただくのが、他力なのです。

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