山田恵諦師の言葉です。
利口になろう、賢くなろうと思うんではなくて、愚になることです。力を抜いて、とことん愚かな自分というものを見つめてみる。たとえば泳ぎのできん者は、泳ごう泳ごう、浮き上がろう、浮き上がろうとして体を固くして、ますますアップアップする。だから溺れてしまう。えいままよ、と一息吸い込んで底の底まで沈んでやろうと全身の力を抜いてみる。水の中でもしっかり目を開けて見るくらいの覚悟を決めてしまう。すると人間の体なんてものは、自然に浮くようにできておる。
利口になろう、賢くなろうと思うんではなくて、愚になることです。力を抜いて、とことん愚かな自分というものを見つめてみる。たとえば泳ぎのできん者は、泳ごう泳ごう、浮き上がろう、浮き上がろうとして体を固くして、ますますアップアップする。だから溺れてしまう。えいままよ、と一息吸い込んで底の底まで沈んでやろうと全身の力を抜いてみる。水の中でもしっかり目を開けて見るくらいの覚悟を決めてしまう。すると人間の体なんてものは、自然に浮くようにできておる。