行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

禅語(35)・・・主人公

2015年07月21日 | 禅の心
瑞巌(ずいがん)和尚、毎日自ら主人公と喚(よ)び、復また自ら応諾(おうだく)す。及ち云く「惺惺着(せいせいじゃく)や、喏(だく)。他時異日、人の瞞(まん)を受くること莫れ、喏喏(だくだく)」

無門関の一節です。瑞巌和尚は、自分で「主人公」と呼んで、自分で「はい」と答えた。「ちゃんと目をさましとるか?」「はい」「世間に騙されんさんな」「はいはい」

山本玄峰老師は「自分が自分を自分する」と言われました。世間に流されることなく、自分をしっかり生きること、真実を他に求めないことが大事なのです。


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